△22話 ページ26
『うん、割る！割るから、離して、いたい！』
そう言って今川くんはやっと肩を離してくれた…
痛いよぉ…女の子の肩を強く掴むなよぉ…
「全く…ほら、卵だ」
『ありがとう…分かりましたよ。割ればいいんでしょ？……くそぉ、私が料理できないって思い込んでやがるな…真田の幸村ァ…(ﾌﾞﾂﾌﾞﾂ』
「聞こえてるよ〜、あ…そんな言うんだったら桜木がやる？卵焼きトップバッター」
『……ほほう？言ったな、ゆっきー？驚かないでよね！』
そうと決まればやることは早い。まず腕まくりをして、手をサッと洗う。さっきとかした卵に砂糖、塩コショウを入れてよく混ぜる。私は甘めが好きだから砂糖はちょっと多めで…十分といたと感じたら、次はフライパンで焼く準備をする
一回、二回と入れながら巻いていく…
一度綺麗なまな板に乗せ、一口大くらいに切り
皿に乗せる。うん、我ながら少し上手いな…？
『……よっと、できたぁ〜〜！さぁさぁ、食べてみやんせ！』
眉をひそめながら私の作った卵焼きを頬張る三人…
大丈夫かな？何も言わないんだけど…？
そうして心配していると、皆一斉に口を開いた
「……美味しい！」
「うまかぁ…！」
「…悪くはないな」
『え？わ、マジ？やったぁ！』
「マジ美味しい…いやぁ、桜木のこと見くびってたよ」
『ふんっ、どうだ！私だってこれくらい出来るんじゃい！』
いつも揶揄れてるから、ゆっきーのあんな反応を見れて気分がいい…
そうだ！他の人たちってどんな卵焼き作ってんだろ？
一応見てみるか…作った卵焼きを持って
『みやびちゃーん、もう卵焼き作った？』
「あ、Aちゃん！いいえ、これからでございます！」
『そうなんだ。頑張って！』
「はい！……？それはAちゃんの卵焼きですか？」
『そうだよ〜食べてみる？自信作！』
「では、お一つ頂戴致しますね……ん！美味しいですわ！甘くて、ふわふわです！」
『はぁっ、ホントに！？嬉しい、ありがと！』
みやびちゃんがグッジョブしてくれた。よかったぁ…
自分が作った料理を美味しいって、褒めてくれるとやる気が出てくるよなぁ…
しかし…みやびちゃんのお隣、伊達くんが気になるな…
ありゃ、だて巻きか？そう言えば伊達くんとも話してないんだよな、あんまり。この授業は良い機会だし、なるべく皆と話したいなぁ〜
──よし、話しかけてみるか……
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夜宵ノ良(プロフ) - こえさん» ご指摘ありがとうございます！直しました…応援ありがとうございます！ (2022年10月8日 18時) (
レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
こえ(プロフ) - すいません、34話が「菅家ありません」になってます(小声) 「関係ありません」じゃないですかね.....マジで応援してます！ (2022年10月8日 15時) (レス) @page38 id: cd8003f908 (このIDを非表示/違反報告)
夜宵ノ良(プロフ) - りんさん» わー！ご指摘ありがとうございます！さっそく直せさせていただきました…教えてくださってありがたいです！ありがとうございます、頑張ります！ (2022年9月3日 23時) (レス) id: 271a44bab7 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 突然すみません。プロローグの一番最初の文､少し『未来』の話ではないでしょうか（ｺｿｯ）私は所詮にわかですので､間違えてたらほんと申し訳ないです｡このコメントは消して頂いても構いません。密かに応援しております。ご自分のペースで頑張ってください！ (2022年9月3日 23時) (レス) id: 1d767c3347 (このIDを非表示/違反報告)
あんず(プロフ) - なんだろう共感できる気がするような、、、頑張ってください！ (2022年9月3日 22時) (レス) @page1 id: 4439453481 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜宵ノ良 | 作成日時：2022年9月2日 1時
