第七十九話、初めておポムが怖いと思った ページ34
はい、Aちゃんです。
いや、正確には見つかってしまったという方が正しいかな？
「これはこれはトリックスター、随分と可愛らしい姿になっているようだね。毒の君に見せればきっと喜ぶだろう！」
「こんにちはルーク先輩今すぐに私を解放していただけるととてもとてもありがたいのですがそれは不可能ということでしょうか！」
いやさ、
こんな姿でおポムに行こうものなら、ヴィル様になんていわれることか！
「A、これは一体どういうことなの？」
「小さくなってるね、可愛い」
「まさかとは思うけど、アンタ今の今までこんなだっさい恰好でウロウロとしてたんじゃないでしょうね」
ヴィル様の美しいお顔にしわが寄ってます！
そのまさかだけど今はそれどころではないんですよ！
早急にクルーウェル先生のところに行かないと、色んな人に狙われているんですから！
「ルーク、今すぐこの子に合う服を持ってきてちょうだい。このままじゃ耐えられないわ。それからエペル、撮影の準備よ」
「「はい/ウィ」」
さあ始まりましたおポム恒例の撮影会！
私未だかつてこんなにもおポムを怖いところだと思ったことあったかな……いやないわ！
「次はこれよ、早く着替えなさい。それとも……着替えさせてほしいの？」
「いえ、自分で着替えるので大丈夫です！」
５歳児相手に向ける色気じゃないでしょヴィル様、溶けちゃうわ色んな意味で！
あともう一つ、何故小さい子用の洋服がこんなに沢山あるんですか？
え、おポムに子供なんていた？ それとも即興で用意しただけ？
どっちにしても凄いし怖いから早急にお暇したいんですけど！
「あら、どこに行こうというの？ まだ着せ替えは始まったばかりよ。アンタに似合いそうな服ばかり用意させたんだから、最後まで付き合ってもらうわ」
「大丈夫だよA、ヴィルサンの気が済むまでの辛抱だから」
「ああトリックスター、こっちに視線をくれるかい？ 麗しの姿をおさめさせておくれ！」
無理無理耐えられないから！
これ以上ここにいたらどろっどろになっちゃう気しかしないから逃げますエスケープ！
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ポプリん(プロフ) - ロアさん» ロア様、温かいコメントをありがとうございます！ これからも頑張りますので、是非応援よろしくお願いします！ (5月19日 21時) (
レス) id: 0fbec696e2 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - とても面白いです！頑張ってください！！ (5月15日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2023年5月14日 12時
