第六十二話、ポムフィオーレ寮での復帰パーティー ページ17
ポムフィオーレ寮では、毒林檎を用いた紅茶が振る舞われた。
どうやらルークさんとエペルくんがブレンドしてくれたらしく、ヴィルさんはジキタリスという花を使ったクッキーと、呪いをかけた林檎をくれた。
「美味しい……」
「アタシの呪いがかかった林檎をアンタが食べてると思うと……そそるわね」
「毒をも虜にしてしまうとは……流石トリックスターだね」
「A、本当に美味しそうに食べるね……可愛い」
どこを見ても美しすぎる……特にヴィルさん貴方本当に顔面陶器ですよね？
そんな事を考えていると、三人から素敵なコスメをいただいた。
「アンタにこれあげるわ、毒をパウダー状にして白粉を作ったのよ。肌からでも毒を吸収する事は出来るんでしょ？ 毒でアンタがより美しくなった姿を見せてちょうだい」
「これは私から、毒入りのリップクリームさ。麗しい君の唇が、故意に奪われないように願って作ったんだ」
「ボクは香水を作ったよ。強く吸い込むと毒になるから、普段使いも緊急の時にも使えるよ」
毒を以て美しさを制すその姿に、私はますます見とれてしまう。ポムフィオーレ美しすぎます。
こんなじゃがいもに対して、ここまでよくしていただけるなんて……嬉しすぎ！
「アンタはそこら辺のジャガイモとは桁違いだから、もっとアタシの手で輝かせてみせるわ」
「え、私生粋のジャガイモなんですけど」
「何言ってるの、アンタはアタシが認めているんだからジャガイモなわけないでしょう？」
ヴィルさんに賛同するようにして、ルークさんとエペルまでが頷く。
え、私ジャガイモだと思ってたのにそんなに評価していただいているんですか？
待って気絶しそう、誰かここから救い出して美しさで消えてしまう！
「A、大丈夫……？」
「ムリカモシレナイエペル……ドコヲミテモウツクシスギテメガトケソウ」
「何を言っているのか全然わかんないよ」
第六十三話、イグニハイド寮での復帰パーティー→←第六十一話、スカラビア寮での復帰パーティー
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ポプリん(プロフ) - ロアさん» ロア様、温かいコメントをありがとうございます！ これからも頑張りますので、是非応援よろしくお願いします！ (5月19日 21時) (
レス) id: 0fbec696e2 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - とても面白いです！頑張ってください！！ (5月15日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポプリん | 作成日時：2023年5月14日 12時
