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第六十一話、スカラビア寮での復帰パーティー ページ16

スカラビア寮では、毒をふんだんに使用した豪華なご馳走を振舞っていただいた。



「凄い! こんなに豪華な料理……これ全部ジャミル先輩が?」

「ジャミルの料理はどれも絶品だからな! 遠慮せずに食ってくれ!」

「ん〜凄く美味しいです! ジャミル先輩最高!」

「っ……あのなあ、よくもそんな恥ずかしいことをサラッと言えるな」

「え、だってジャミル先輩が凄いのはずっと前からじゃないですか。もう自分の実力を隠さなくていいんです、これだけ凄いジャミル先輩を隠しておくほうがもったいないです!」



ジャミジャミが如何に優れているかって話をペラペラしてたら、無言で料理を口に突っ込まれた。
もしかしてジャミジャミ……照れているのか!
可愛い奴め今すぐハグの刑にしてやろうかこの野郎!


しかもこの度、とある企業をカリムくんが買い取ったらしく、私の寮に定期的に毒入り食料品が贈られる事になった。
ただ、一人ではとても消化しきれない程の量を頼んでいるらしく、私はかなり困惑していた。



「流石にここまでして貰うの申し訳ないんですが……」

「気にするな! これくらいどうって事ないからな!」

「カリム……贈るのはいいとしても量を考えろ! 食べるのはA一人なんだぞ!」

「あ、そっか。俺達は一緒に食えねえのかー」



お金持ちの人の規模って恐ろしいなと思う私であった。
というかカリムくん、俺達は一緒に食えねえのかってそんな呑気な話じゃないでしょうが。
これはジャミジャミの苦労が多いのも納得だわ。



「ジャミジャミ……あんたは本当に凄いよ」

「……は?」

「あ、すいませんつい口に出ちゃいました」

「……敬語じゃなくていい、そっちの方がお前らしくていいと思うぞ」

「ジャミジャミ〜!」

「その呼び方はやめろ!」

第六十二話、ポムフィオーレ寮での復帰パーティー→←第六十話、オクタヴィネル寮での復帰パーティー



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ポプリん(プロフ) - ロアさん» ロア様、温かいコメントをありがとうございます! これからも頑張りますので、是非応援よろしくお願いします! (5月19日 21時) (レス) id: 0fbec696e2 (このIDを非表示/違反報告)
ロア - とても面白いです!頑張ってください!! (5月15日 17時) (レス) @page1 id: f71c6b27b8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ポプリん | 作成日時:2023年5月14日 12時

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