時給950円です。【BTS】

先生と生徒 ページ44

私はずっと気になっていたことがある。



ジョングク君はたまにこの黄色い服を着て出かけて行く時があるんだよね。



でもこれは目立ちすぎじゃない？




JK｢ヌナの今日のおかずはそれですか？｣



｢違うから!!ジョングク君と一緒にしないで!!｣



JK｢え？俺の制服着ようとしてたんですよね？｣



｢え？やっぱりこれって制服なの？｣



JK｢だって俺高校生ですから!!｣



｢まじか!!｣




ジョングク君ってまだ高校生なんだ。



きっと頭が悪くて留年したのかな？



この話はなかったことにしよう。




JK｢そうだ!!今から俺の先生になって下さい!!｣



｢何の先生？私頭良くないよ？｣



JK｢保健の先生がいいです!!｣



｢じゃあ、今からその煩悩だらけの頭を叩き割ってあげるね。｣



JK｢ヌナに罵声を浴びせられて興奮します!!｣



｢普通に気持ち悪いので私は部屋に戻ります。｣




ジョングク君とまともに会話しようとしたら私のメンタルに良くないな。



ジミン君の笑顔を見て癒されよう。




JK｢ヌナぁ、僕のお願い聞いてください。｣



｢ヌナぁ、作戦にはもう騙されないから!!｣



JK｢僕と一緒に居るのいや？｣




そう言って私の手を握った。



その弱々しい握り方はなんなの？



こういう時ばっかり僕呼びとか狙ってやってるよね？



か、可愛い……って思ったら思うつぼだから!!




JK｢僕はヌナと一緒に勉強したいですぅ。｣




そう言って目をうるうるさせた。



このあざとうさぎ!!




JK｢ヌナぁ、だめ？｣



｢あぁ、もう!!変なことしたらぶん殴るからね!!｣



JK｢ヌナ大好き!!｣



｢ちょっと、重いよ!!｣




ダメだ……あんな可愛い顔で小首を傾げられたら母性本能が芽生えてしまう。



筋肉ブタなのに……変態うさぎなのに!!



今日も私はジョングク君に負けてしまった。





JK｢じゃあ、早速これに着替えて下さい!!｣



｢何これ？｣



JK｢女教師のコスプレです!!｣



｢……何でこんなもん持ってんの？｣



JK｢いつかヌナに着てもらおうと思ったので笑｣



｢これは捨てます｣



JK｢じゃあ、もっとセクシーなコスプレにしますか？｣



｢ジョングク君のクローゼット1回燃やそうか笑｣




とんでもないもん隠し持ってたから!!



こんな変態が高校生だなんて……




JK｢じゃあ、今から授業を始めましょう!!｣



｢ジョングク君はいつの間に制服に着替えたのかな？｣

＊→←ごま油の使い方

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す