時給950円です。2【BTS】

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｢ユンギさん!!どのお弁当箱がいいと思いますか？｣



YG｢何でもいい｣




私達はショッピングモールにやって来た。


今はお弁当箱を選んでるんだけど、ユンギさんはさっきから何でもいいしか言わない。




｢じゃあ、ユンギさんのお弁当箱はプリキュアにしますね笑｣



YG｢はぁ、どのお弁当箱も同じだろ？｣



｢違いますよ!!2段弁当、保温性、大容量色々あるんです!!｣



YG｢いっぱい入るやつにすれば？｣



｢そうします!!｣




大容量のお弁当箱は10色ある。


防弾少年団ってメンバーカラーとかあるのかな？




YG｢早く買って帰るぞ｣



｢待って下さい!!次はお弁当箱を入れる袋を買いますから!!｣




私は帰ろうとするユンギさんの手を引っ張って歩いている。




YG｢お前は俺と手繋いでもなんとも思わないわけ？｣



｢何ですか？私にドキドキして欲しいんですか？｣



YG｢ただ聞いてみたかっただけだよ｣



｢ユンギさんこそ私と手繋いでドキドキしてるんじゃないんですか？｣



YG｢そうかもな｣



｢え？｣




今、ユンギさんはなんて言った？


ドキドキしてるって言わなかった？




YG｢冗談に決まってんだろ笑｣




そう言って笑っている。


絶対馬鹿にしてるよね？




｢ユンギさんって本当に性格悪いですよね。｣



YG｢お前にだけだよ｣



｢全く嬉しくないんですけど!!｣




この後お弁当箱の袋を買った。


でも袋は3色しかなかったんだよね。


これは間違えないようにアップリケでも貼るか。




YG｢なぁ、まだ帰んねーの？｣



｢今のユンギさん子供みたいですよ笑｣



YG｢お前の方が子供だろ｣



｢可愛い子供ですか？｣



YG｢……｣



｢無視しないで下さい!!｣




ユンギさんは相変わらずスルースキルの達人だよね。


こんな人絶対モテないと思うよ。




YG｢アップリケ買ってどうすんの？｣



｢袋に貼って、誰のお弁当なのか分かるようにするんです!!｣




アップリケは皆をイメージした動物にしよう!!




YG｢なんか、違うの混ざってんぞ｣



｢アルパカはないので羊、ユニコーンもないので普通の馬にしました。｣



YG｢またなんか言われそうだな。｣



｢問題ないですよ!!｣




今日は初めてユンギさんと買い物をした。


一々ムカつくけど、そんなに嫌じゃなかったな。




YG｢買い物付き合ったから、3万円な｣



｢何で値上がりしてるんですか!!｣




―結論はやっぱりユンギさんは嫌な人でした。

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