【ポケモン】二人一緒が1番良い！【原型夢】 (ページ7)

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わけわからないやつに懐かれるはなし⑦　デンジュモクページ7

警察の人達が帰った後は、ママと私で仕事から帰ってきたパパに事情を全部説明した。パパは、最初はドッキリか？とか言って信じてくれなかったけど････モンスターボールから出てきたデンジュモクさんを見て、びっくりして腰を抜かしていた。まるで私みたいに。

それで････なんだかんだで、デンジュモクさんは正式に私のポケモンとして････そして、うちの家族の一員？になった。

ご飯を食べて、お風呂に入って････部屋に戻ってくるとモンスターボールに入っていたデンジュモクさんが出てきた。うん、もうこれ自由に出入りできるならモンスターボールの意味ないよね？って内心思ったのは内緒だ。

『歯も磨いたし･･･そろそろ寝るんだけど･･･デンジュモクさんは･･･えーっと･･･』

デンジュモクさんは、どうするんだろう？って思ったけど･･･なぜか私のベッドの上に乗ってきて、そのままボフッと私の隣に添い寝するように横になった。

『････一緒に･･･寝るの？まあ別にいいけど･･･』

だいぶいつもよりも手狭で窮屈になったベッドを見て、これはベッドを辞めて敷布団を床にしいて寝た方が良いななんて思った。

狭くて居心地が悪そうなのに、隣で横になっているデンジュモクさんは頭をピカピカさせてなんだか嬉しそうに見える。楽しいのかな？これ。

寝心地悪いなぁなんて思ったけど･･･なんだか今日は色々ありすぎて･･･すぐ寝れた。本当にぐっすりと。

んで、朝起きたら当然のようにデンジュモクさんも隣で寝ていて･･･改めて、すごい光景だなって思った。

むくりと身体を起こすと、デンジュモクさんも一緒に起きた。そんで、当然のように一緒に朝ごはんを食べている。なんてシュールな光景なんだろうか。

一緒に過ごして、まだ1日。だけど、もうこのポケモンは危険じゃないって･･･なんとなく悟った。ママももう驚かずに平然と私達を見ている。

『私、学校に行くんだけど･･･一緒に来る？』

私の言葉に、デンジュモクさんはわかってるみたいに頷いた。うん、やっぱ言葉わかるんじゃない？

デンジュモクさんが入っていたモンスターボールをカバンに入れて、玄関を出た。

その後、学校の皆にはどう説明しようかな･･･なんて考えながら、デンジュモクさんと並んで私は学校へと歩き出したのだ。