わけわからないやつに懐かれるはなし�ァ．妊鵐献絅皀� ページ5
『あの、ママと話がしたいんだけど･･･下ろしてくれる･･･？私のこと･･･守ろうとしてくれたなら、ありがとう。』
私のこの言葉に、黒い電線の人はまるで言葉を理解したかのように･･･私をそっと部屋の床に降ろしてくれて･･･警察官の人たちを威嚇する行動も辞めた。その光景を見て、警察官の人たちが驚いたような顔をして、ざわついている。
「A！！」
『ママ、帰りが遅くなった上に･･･心配かけてごめんなさい･･･』
ママは私をぎゅっともう1回抱きしめた後に、黒い電線の人の顔？を恐る恐る見上げた。
「Aを･･･助けてくれたの？」
ママのその言葉に、私が返事をした。
『うん、助けてくれた気がする･･･今も、警察官の人たちから私を守ろうとしてくれた気がするの･･･気のせいかもしれないけど･･･』
ぽん！って軽く黒い電線の人の手を叩くと、手の先端の銅線みたいな部分でまたさっきと同じように私を撫でた。
「････そう･･･うちの子がお世話になったわね･･･ありがとう」
ママが黒い電線の人に、ぺこりと頭を下げると･･･面白いことに黒い電線の人も同じようにママにぺこりと頭を下げた。そのしぐさが妙に人間臭くて･･･私は警察官の人がたくさんいるような仰々しい状況なのになぜだか笑えて来てしまった。
私とママがそんなやりとりをしている間に、警察官の人達は何かを話し合っていて････暫くして私の方を見た。
「Aさん･･･少し、お話をしていいですか？」
『あ、はい･･･わかりまし･･･ぎゃっ！』
警察官の人が近づいてきたとたん、また黒い電線の人が私の身体にぐるんと手を回して、そのまま自分の方に引き寄せて、抱え上げてしまったのだ。
その光景を見て、警察の偉い人が呟いた。
「やはり･･･我々の想像通りか･･･」
『そ、想像通りってなんですか？！』
再び抱え上げられて、びっくりしながら私は警察官の人に聞いた。
「･･･そのポケモン･･･UB03 LIGHTNINGは･･･君を自分のパートナーだと認識して、守ろうとしているんだ。」
『パ、パートナー？！ええ？！』
「UBがこんな行動を取るなんて････我々にとっても初めてで･･･正直戸惑っている所だよ･･･」
困ったようにそう呟く警察官の偉い人を見て、内心思った。いや、困っているのは私の方なんですけど？！って。
わけわからないやつに懐かれるはなし�Α．妊鵐献絅皀�→←わけわからないやつに懐かれるはなし�ぁ．妊鵐献絅皀�
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 21人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ロロロとラララ | 作成日時：2024年1月11日 16時
