わけわからないやつに懐かれるはなし�ぁ．妊鵐献絅皀� ページ4
部屋に入ってきた大勢の警察官の人たちやママは、私の部屋を見回している。そして警察官の人の中の1番偉い人っぽい人が私に声をかけた。
「Aさん、お怪我はありませんか？」
『ないです、大丈夫です』
「先ほど居た大きなポケモンは何処へ行きましたか？」
『えっと･･･そこのモンスターボールに･･･』
床に転がっているモンスタボールを指さすと、警察官の偉い人がそれを拾おうとした。そして別の警察官の人達が私を守ろうと一緒に連れていたガーディと一緒に私の前に立ったその時だ。
モンスターボールが一人でに開いて、先ほどの黒い電線の人が顔を出した。
黒い電線の人は私の前に立つ警察官の人たちを威嚇している。バチバチと電気がはじけるような音がして、思わず怖くて身震いした。なに？危険じゃないと思ったけど･･･やっぱり危険なポケモンだったの？！って唖然としていると････大きな太い電線みたいな手を伸ばして、私の身体を凄い速さで抱え上げた。
『ぎゃ、ぎゃわーっ！！！』
思わず驚いて大きな声をあげた。あんなバチバチと火花が出る位の･･･高圧な電気を流されたら即死してしまう。えっ？どうしよう！私･･･死んだ？
そんなことを考えていたけど････黒い電線の人は私にではなく、警察官の人たちを見て威嚇？みたいな行動をとっている。どういうことなんだろう？
「･････こ、これは････署長、一体･･･」
「････理由はわからないが････UB03 LIGHTNINGは････Aさんを守ろうとしているように見える･･･」
「A･･･！！」
警察官の人たちの後ろで、ママが涙目で私を心配そうに見ている姿見えた。ママの方に行きたいけど･･･しっかりと黒い電線の人に身体を抱えられていて、動けなかった。
「くっ････またAさんを人質に･･･どうすれば･･･」
唸り声をあげるガーディ達･･･どうしようも出来ない警察官の人たち･･･不安でいっぱいな顔をしているママの姿･･･なんだかいつもの部屋がまるで違う景色のように見えた。
私を抱える黒い電線の人の手は、さっきと同じで･･･壊れ物を扱うみたいに優しくて･･･少し電気を見て怖くなっていた心が落ち着いてきた気がしたので、思い切って黒い電線の人に話しかけることにした。
『あの、ママと話がしたいんだけど･･･下ろしてくれる･･･？私のこと･･･守ろうとしてくれたなら、ありがとう。』
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作者名：ロロロとラララ | 作成日時：2024年1月11日 16時
