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今日も屋上で飯を食う。
何でかっていうとここは生徒立ち入り禁止だから、静かでいいから。
するとドアが開いて二宮が顔を出す。
俺がいることを確認すると入ってきた。
「…やっぱ分散しない方向で行くわ。」
「はい？」
「10回でも20回でも、相手してくれるらしいから。」
「あぁ…。」
パンをかじりながら話すと二宮も買ってきた袋を開けながら耳を傾ける。
「特定の人としかヤらないってすごいですね。」
「え、むしろそんなに色んな女とヤってんの？」
「………まぁ。」
「荒れてんなぁ。」
「女の人に一途さなんて求めても、案外無駄じゃありません？」
「そうか？」
今日までのAの行動を考えると昨日の女将との電話を含めて一途さしかねーな。
「正直、出せればいいんですよね。穴に。」
「わりと最低発言だけど大丈夫か…？」
「あなたしか聞いてないでしょーが。」
「そりゃそうだけど、わりとうちのクラスの女子にも人気あるのにもったいねーな。」
「あ、ちなみにあのスイカちゃんとももうヤりましたよ。」
「はいぃぃぃぃ！？」
「あの飲み会の後、スイカちゃん結構酔ってたんでホテル連れてったら速攻ヤれました。」
「ちょ、えぇ！？」
「ダメですね、胸がでかいばかりで股は緩くてイクのに時間がかかりました。」
「二宮、職場ではやばいだろ、ヤり目は…。」
「ん？大丈夫ですよ。次の日に目を覚ましたときには何もなかった、ただ酔い潰れた人を介抱しただけだって言ったら信じてましたけど？」
「いやいやいや！」
わかるだろ、痕跡で！
俺の言いたいことが言葉にせずとも伝わったようで二宮はふっと笑う。
「指突っ込んで濡れたらちんこ入れるだけなんだから、なんも残りゃしませんよ。」
「…それ、楽しいのか？」
「？気持ちいいですけど。」
「そっすか…。」
俺とはだいぶセックスの仕方が違うんだな…。
そらまぁ、人の数だけやり方も違うんだろうけど。
「最近一番良かったのは古典の先生ですね。」
飲んでいたフルーツミックスジュースを吹き出す。
「おま、だって、あの人…！」
「そ。不倫です。まぁだからこそヤりやすいっていうか、後腐れがないっていうか。使い込まれたものでもいいものはいいですね。」
「やめろやめろ、お前いつか刺されるって。」
「そんなミスしませんよ。」
ころころと笑う二宮に呆れる。
指突っ込んで濡れたらちんこ入れるだけ、かぁ。
……考えらんねー。
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作者名：ゆーり | 作成日時：2017年12月14日 0時
