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それから、飲み会もお開きになり帰る支度をしながらまだ少し酔っ払ってるAちゃんの手を引きタクシーに乗り込もうとする。
『どこ行くの?』
「俺の家」
『え?』
「そんなに酔っ払ってたら危ないでしょ?」
『…酔っ払ってないよ』
なんて言ってるけど、俺が言うことを素直に納得し、手を引かれてタクシーに乗り込む。
家に到着すると、そのままパタンっとソファに倒れ込むAちゃん。
『久しぶりにみんなと飲んで楽しかった…』
楽しそうに笑っているが、俺の心の中は少し複雑だよ。
「Aちゃん」
『ん?』
ソファに横になるAちゃんの手を引き座らせ、空いたスペースに座ると、膝の上にAちゃんを座らせ後ろから抱きしめる。
『…亮平くんどうしたの?酔っ払ってる?』
「ううん。目黒に抱きしめられて、佐久間を抱えて…Aちゃんは何してるの?」
『…あれは事故だもん』
「事故でもダメでしょ。それに、佐久間の頬っぺ掴んでじっと目見てたし、目黒に寄りかかってたし」
『…だって目がくりくりしてて可愛かったし、背もたれ欲しかったから…』
「…俺が他の女の子に同じことしてもいい?」
『…それは嫌だ』
シュンっとした顔をしたAちゃんを横から見ながら頬チュッとキスをする。
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年9月12日 12時