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スタジオを出て少し歩くと、亮平くんを見つけた。
『亮平くん!』
「お疲れ様Aちゃん!今日はちょっと雰囲気違うね。可愛い」
『ありがとう。ちょっとオシャレなワンピース着てみたんだ。亮平くんにお祝いして貰えるから嬉しくって』
「俺もAちゃんの誕生日祝えて嬉しいよ。そうだ。お誕生日おめでとうAちゃん」
『えへへ。ありがとございます!』
好きな人に誕生日を祝って貰えるだけでこんなにも嬉しいものなのかと実感する。
「立ち話もあれだから行こっか」
差し出された手を握るとゆっくりと歩き出す。
『今日はどこ行くの?』
「着いてからのお楽しみ。そんなに遠くないから散歩しながら行こっか。予約の時間まで少しあるし」
『うん』
歩きながら、色んな話をした。
本当はみんなからプレゼントを貰ったのに、亮平くんとご飯を食べに行くってわかった瞬間何故か、回収されてしまい、後日渡すと言われたこととか。
「変に気使わせちゃったかな?」
『わかんない。でも、みんなが楽しんでおいでって言ってくれたから大丈夫だと思う』
「それならいいけど。あ、着いたよ」
亮平くんが立ち止まったのは有名ホテルの目の前。
『え?』
「ここのディナー予約してみたんだ」
『え?』
「行こっか。時間もちょうどいいし」
まさか、こんなオシャレなのを想像してなくって慌てる私の手を引きながら中へ歩いていった。
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作者名:ぽぽ | 作成日時:2021年9月12日 12時