星降る夜に君に恋した (ページ14)

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流れ星が12 ページ14

朝目覚めれば、私の熱はほとんど下がっていた。

…37.1℃だけど。微妙っていうのは分かってるけど、休むとしても面倒だし、何より、あんなに尽くしてくれた天馬くんに申し訳なくなってくる。

行くか、学校。

教室について、自分の席へ向かおうと思ったけど、誰かに座られていた。

金髪イケメン、天馬くんです。足を組んで読書をしているようで。見てるだけで幸せになりそう。

『…あ、あのー…？』

司「あ、す、すまん！！天星…！…その、元気になったんだな！！良かった！！」

『あ、はい…』

少しの間の沈黙が流れた。

『…その、昨日はありがとうございました。それと…』

すると、天馬くんは組んでいた足を直して向かい直った。

司「その事なら、俺は気にしてないぞ！誰にでも、一つや二つ、話したくない事くらいある。それを気付かずに聞いてしまった俺が悪いんだ。すまなかった。」

やっぱり、好きです。天馬くん。

でも、貴方のような太陽な笑顔は、私には似合いません。いつかどこかの星のように、誰にも気づかれないように居なくなれたらなんて思う私とは。

そんなことを考えながら、天馬くんと話していた朝休みでした。