【完】梅 と 松【梅原裕一郎】

インタビュー ページ44

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高校生の時から声優として生きてきた松永A。
新しい命の誕生と、声優業引退。今の心境をインタビューしました。

Q.学生時代から声優を続けてきて、色んな事があったと思いますが強く思い出に残っている出来事はありますか？

『初めてマイクの前に立った時ですね。緊張して足は震えるしNGも出しまくったし一生忘れません』

Q.松永さんは声優仲間もたくさんいらっしゃいますが、この人には救われたなという方は？

『たくさんいるんですけど、西山宏太朗くんには本当にお世話になりました。同期でずっと一緒に頑張ってきたし、愛知から上京してきた私を心配して毎日家に来てくれたりしたので。こうちゃんがいなかったら私はダメになってました』

Q.江口さんでは無いんですね(笑)

『江口さんももちろんお世話になってます！駆け出しの頃、お金ないし今夜も食べずに寝ないと…みたいな日に「今日さ、飯行かない？」って何も知らないのに言ってくれたりして。財布だっていじって来ましたけど本当はそんなこと思ってないです。後輩に対して優しい先輩だなって尊敬しています』

Q.声優業引退を直前に、今の素直な気持ちを聞かせてください。

『めちゃくちゃ寂しいです。声優じゃない人生を歩むのが久々過ぎて何をしたらいいんだってなってます。多分子どもが産まれたらそんなの思う余裕も無くなるんでしょうけど……』

Q.なぜ引退を決めたんですか？

『それも幸せなのかな、と思ったからです。仕事と子育てを両立してる先輩を見て『いいな、幸せそうだな』って思ってたので、私もそんな人になりたいと思ってました。でも子育てに専念して、家で旦那さんの帰りを待つのも幸せの一つなんじゃないかなと思って引退を決めました』

Q.復帰のご予定は無いですか？

『今の所…というより無いと思います』

Q.ご主人の梅原さんは引退を聞いてどんな反応でしたか？

『Aの決めた事なら応援すると言ってくれました。優しいです』

Q.実は先月の本誌インタビューで梅原さんにお話を伺ったら「自分と子どもだけのAでいてくれるならそれでいい」とおっしゃっていました。

『そんな風に言ってくれてたんですね。インタビュー読みたいって言ったら頑なに拒否されてたのでびっくりです』

Q.愛されてますね。

『ここだけの話毎日お腹の子に話しかけたりしてくれてるので愛されてるなぁと感じます。夜遅く帰ってきて私が先に寝てても話しかけてくれてるのをうっすら聞いた事あるので』

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