頼れるパイセン江口さん ページ16
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ようやく立て込んでた仕事が落ち着いた。きっとうめにパワーをもらったからだと思う。なんか今日は飲める日な気がする。お酒得意じゃないけど、今日は、いける！というわけであの人に連絡してみた。
『あ、こっちです！』
「ねえー、いきなりびっくりしたんだけど！どうしたの？あ、おつかれ」
『お疲れ様です！パイセン！』
飲みに行きませんかと連絡したのは江口さん。うめにも連絡したけど、今日はいいと言われた。今日はいいってなんやねん。
「じゃ、乾杯！」
『乾杯です！』
「あ〜最高に美味い。どう？ビール美味しい？」
『ん〜』
「まだ分かんないか！た、お水貰っとこうか。すいませーん」
ビールの美味しさがわかるほど私は大人じゃないらしい。別のお酒を頼んだ。これは飲みやすいらしい。
「なんで誘ってくれたの？最近忙しかったでしょ」
『そうなんですよ〜だからなんか一息つきたいなと思って。あと今日は飲めるなって』
「あんま得意じゃないのに〜。無理しなくていいからね。てか梅ちゃんはよかったの？」
『連絡したんですけど、今日はいいやって』
「どんな理由だよ。まあ梅ちゃんらしいね」
江口さんは私がオーディションに合格したときからお世話になってるし、こうちゃんと三人でいる時が多かったからなんでも分かってくれるし、話も聞いてくれる。
飲みやすいと選んでくれたお酒はほんとに飲みやすくて、珍しく二杯も飲んでしまった。結構くるな。これ。お水を飲んで中和させるので精一杯だ。
『すいません。松永やっちゃいました』
「やっちゃったね。そろそろ帰ろうか。とりあえずタクシー呼ぼう。あ、帰る前にトイレ行っといた方がいいよ。俺みたいに漏らすから」
『それだけは回避したいので行ってきます』
お手洗いに行って、鏡を見たらびっくりするくらい顔が赤かった。あと少しふらついた。ちゃんと歩けるけど。
席に戻ろうと思ったら、入り口の横で江口さんが待っててくれた。
「あ、A。外出ようか」
『え、でもお会計』
「いいからいいから、ほら、また誘ってくれたら！あ、荷物もってるし。外の空気吸おう」
『ほんとにすいません……私から誘ったくせに……ありがとうございます……』
また奢ってもらってしまった。しかも荷物まで持たせちゃった。
外に出ると、暑いけど夜だから少し涼しい風も吹いていた。
タクシーが停まって二人で一緒に乗った。行き先はうめと私の家の住所を伝えてくれた。
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ちた - 返信ありがとうございます。楽しみに待ってます！ (2020年9月3日 22時) (
レス) id: 39fd240eae (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - ちたさん» コメントありがとうございます。更新頻度下がっててすみません！近々更新するお話出来てますのでしばらくお待ちください！ (2020年9月3日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - る。さん» ありがとうございます！更新頻度下がってますがこれからもよろしくお願いします！ (2020年9月3日 19時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
ちた - 楽しく拝読させて頂いてます。もう更新はなさらないのですか？ (2020年9月3日 18時) (レス) id: 39fd240eae (このIDを非表示/違反報告)
る。(プロフ) - ええもう最高です！きゅんきゅんしすぎて心が持ちそうにないです！ (2020年8月26日 7時) (レス) id: 3de2d695dd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：p@n@
| 作成日時：2020年8月5日 21時
