プレゼント ページ44
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マネージャーがイブは休みのスケジュールを組んでくれた。でもうめは仕事。やる事もないしとりあえず日用品の買い物と欲しかった化粧品を買いに街に出かけた。
夜ご飯も別にいいやと思って食べずにお風呂に入った。湯船に浸かっていたら、何やらガチャガチャと音がした。玄関が開く音だ。ちょっと、私いま裸なんだから襲われたら終わりじゃん。やだよそんなの。このまま湯船で泥棒が出ていくのを待つしかないのか…やだやだ!怖いよ!
『そ、そうだ……携帯…』
私はお風呂にスマホを持ってはいる派なのですぐ通報は出来る。よし、浴室の扉が開いたら通話ボタンだ。
ガチャりと音がしてゆっくり扉が開こうとした。
さすがにビビってお湯をかけた。通話ボタンは押せなかった。
「最悪なんだけど。なにしてくれてんの」
『え……うめ……なにしてんの』
「収録早く終わったから来た。濡れたし俺も入るわ」
『ご、ごめん!』
一回扉を閉めて服を脱いでまた入ってきた。一通り洗って湯船に浸かった。
『今日泊まる?』
「風呂入ったあとに帰るのは湯冷めするから泊まる」
『湯冷めしたら風邪ひくもんね。あったかくして寝ようね』
お風呂もそこそこ出て、スキンケアをして2人でリビングに向かった。
「乾かしてあげる。ほら」
『ありがとう〜えへへ』
「きも」
『失礼な』
髪を撫でてくれる手がとても心地よい。なんだか眠くなって気付いたら寝ていた。
ベッドまで運んでくれてるときに少し目が覚めたけど、また睡魔が襲ってきて朝まで寝続けた。
『ん…んん…あ…寝てた』
少し早めに起きてしまった。隣でうめはまだ寝ている。寝顔は可愛いんだなぁ〜なんて思いながらチューしたりして一人で楽しんでたら、何かが頭に当たった。
『いてっ、なんかある?物落ちたかな…?』
でも頭上にそんなもの置いてないし、何かの角が刺さった気がする。なんだろうと思って手を伸ばして見たら紙袋だった。
『なに…?え!?嘘でしょ!?まじで!?』
それは女子に人気なブランドの紙袋だった。
『うめ、うめ起きて、ねえ!』
「…なに…うるさいな」
『プ、プ、プレゼント!』
「ああ…あげる」
『う、嘘でしょ!』
「嘘なわけないだろ…ったくうるさいな」
『開けていいかな!?』
「どうぞ」
うめは上半身だけ起こして私が紙袋の中に入ってる箱を開けたのを見てくれていた。
中身はネックレス。しかも超人気なやつで売り切れって何かで見た。
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ばんそうこう(プロフ) - p@n@さん» なるほど…!ラジオで公表する前のお話だったのですね。返信ありがとうございます!引き続き応援しております! (2021年1月4日 0時) (レス) id: 61bb474ff8 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - ばんそうこうさん» コメントありがとうございます!ややこしてすみません。ラジオで発表したあとにTwitterで公表していますが彼はその放送前に知ったような流れです。近く修正しようと思います! (2021年1月3日 23時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
ばんそうこう(プロフ) - 楽しく読ませていただいております!29ページのTwitterでたろりは二人が付き合っていることを把握している様子なのですが、31ページでは初めて知ったような描写がありますが…時系列について混乱してしまいました。読み落とし等ございましたら申し訳ございません! (2021年1月3日 23時) (レス) id: 61bb474ff8 (このIDを非表示/違反報告)
p@n@(プロフ) - スーさん。さん» あ、あ、ありがとうございます……!とても嬉しいです。これからも頑張ります! (2020年8月2日 2時) (レス) id: 82332159e0 (このIDを非表示/違反報告)
スーさん。(プロフ) - は、は、初めまして…!いつも楽しく読ませて頂いてます…!読む度に胸キュンが止まなくて、心臓何個あっても足んないです…(昇天) 更新頑張ってください!!楽しみ&応援してます!!! (2020年7月31日 1時) (レス) id: 1959e07ea8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:p@n@ | 作成日時:2020年7月25日 10時