unexpected*９０ ページ4
・
・
・
エレンの居る部屋に向かう途中、アルミンとジャンに会った。
ア「A、体の調子はどう？」
あ「私は大丈夫」
だるいと感じていることは、言う必要が無いと思ったので口に出さなかった。
あ「それより、エレンの様子は？」
ジ「まだ寝てるぜ。ミカサにお守りされながらな」
ハッと鼻で笑いながらジャンが言った。
あ「ったく.....羨ましいなら素直にそう言えばいいのに.....」
ジ「ん？なんか言ったか？」
あ「いや何も」
しらばっくれて私はアルミンの方に向き直った。
あ「私、今行ったら邪魔かな？」
ア「うーん、.....多分大丈夫だよ、Aなら。
ミカサ、Aのことは気に入ってるみたいだから」
あ「そうかな？なら、いいんだけど。
.....じゃあちょっと行ってくるね」
そう言って私は二人と分かれて、エレンの元に向かった。
・
・
・
ドアに、小さくノックをした。
だけど、返事が無い。
あ「.....エレン？ミカサ？」
声をかけても、無い。
勝手ながらドアを開けると、そこにはベッドに横たわるエレンと、そこに伏せるようにして寝息をたてているミカサが居た。
あ「.....なんだぁ」
多分、ミカサはエレンの看病をしている内に寝てしまったのだろう。
ミカサだって、相当疲れていたはずだし。
あ「ゆっくり休んでね」
ミカサとエレンの髪を指ですきながら、私は静かにそう言った。
ーーみんなは、私と違って脆いんだから。
・
・
・
エレンとミカサを起こさないように静かにドアの開け閉めをして部屋を出た。
一歩足を踏み出すと、また、だるさがまとわりついてくる。
あ「....私も、寝ていようかな....」
はあぁ、とまたため息を吐きながら、重い足取りでリヴァイさんたちが居る部屋に向かった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2425人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「進撃の巨人」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
柚音(プロフ) - サンゴさん» お返事遅くなってすみません！ありがとうございます！ゆっくりとですが完結まで書き終えられるように頑張ります！コメントありがとうございました！！ (2019年1月20日 3時) (
レス) id: ba4520d13c (このIDを非表示/違反報告)
サンゴ - 続きめっちゃ気になりますっ！！ (2019年1月17日 22時) (レス) id: f7865afa83 (このIDを非表示/違反報告)
サンゴ - 話が深くて読んでいて面白いです！ (2018年11月19日 18時) (レス) id: f7865afa83 (このIDを非表示/違反報告)
柚音(プロフ) - 赤間利衣さん» あけましておめでとうございます！閲覧頂きありがとうございます！更新頑張ります！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: ba4520d13c (このIDを非表示/違反報告)
柚音(プロフ) - ちさきさん» あけましておめでとうございます！コメントありがとうございます、更新頑張ります！ (2018年1月2日 1時) (レス) id: ba4520d13c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：柚音
| 作成日時：2014年5月20日 19時
