其の弐佰捌 無限列車編５ ページ8
今の隊員たちには欠けているといわれる心の強さ。
桜が人の役に立ちたいと危険を承知で飛び込むなら、それを手助けし力を貸すのが柱の役目。
危なくなれば全力で守ればいい。
いや、危険さえも近寄らせなければいい。
命をかけて守ってやれる自信が杏寿郎にはあった。
「弱き者を守る。桜の志しは鬼殺隊として立派な生き方。その考え方、尊重すべきと思います」
「確かに、杏寿郎の言うことも正しいね。だけど、一般隊士への犠牲も出始めている。それに桜は病み上がりだよね」
「私なら平気です！機能回復訓練も受けました！！体調は万全です！！お願いします！煉獄さんと任務同行させてください！！足を引っ張るようなことはしません！！」
耀哉が己の身を心配して言ってくれていることは桜にも充分すぎるくらい伝わっていた。
だけど、困った顔をしたおばちゃんを見て、他の人に任せて大人しくしておけるほど薄情な人間に桜はなれない。
「私は死にません！絶対に生きて帰ります！！」
「お館様、必ず桜と共に生きて帰ると約束いたします故、どうか許可を」
桜と杏寿郎の目には、ひたむきな情熱と頑固さと負けん気が滲み出ていた。
杏寿郎は昔から熱い男だったが、意外なことに桜もそうだったのかと耀哉は内心苦笑していた。
残念なことに、耀哉がそれをその
「君たち二人の熱意には負けたよ。頼んだよ、杏寿郎、桜」
「御意！！」
「ありがとうございます！」
耀哉から許可が出たことに顔を綻ばせ杏寿郎と桜はお互い顔を見合わせた。
「桜、義勇には私から報告しておくから」
「あ………」
すでにもう忘れていた。
そんなことまで耀哉にしてもらうわけにはいかないので断るつもりでいた桜も、すぐに任務に出て欲しいと言われれば義勇に手紙を書く余裕もないので素直にお願いすることにした。
義勇宛の手紙を用意するため、先に退室した耀哉に杏寿郎と桜は深くお辞儀をし見送った。
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桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» だいぶ放置ですみません!国家資格目指してるんですね。すごいです!私も陰ながら応援しています。もう、あまり需要もないかとは思いますが私はまだまだ鬼滅の刃が好きなのでボチボ頑張って更新していこうと思います。お時間あれば、また遊びにきてくださいね。 (2022年1月10日 11時) (
レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 資格取ろうと思っているんだな！俺も国家資格を取ろうと思っている！お互い！勉強！集中！煉獄杏寿郎だ！ (2021年10月31日 20時) (レス) @page50 id: e9e5935c56 (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» レスと更新が遅くなって申し訳ありません(T ^ T)しばらくこのような状態が続くと思われます。忘れた頃に更新かもしれませんが、引き続き彼らの応援よろしくお願いします( ＾∀＾) (2021年10月31日 15時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
義勇と杏寿郎推し - 煉獄さん！頑張れ！俺、煉獄さんを応援します！煉獄さんは強い‥！俺は弱者じゃない！夢主さんもだ！勝手に決めつけるな！猗窩座…！！お前を絶対許さない！竈門炭治郎です！煉獄さん、夢主さん！頑張って下さい！ (2021年10月10日 19時) (レス) @page46 id: 2a3c5f3e4e (このIDを非表示/違反報告)
桜花(プロフ) - 義勇と杏寿郎推しさん» 全て言ってしまうとネタバレになってしまうので、あらかた伏せてになるのですが……^^;柱救済で物語を展開していきますので現役引退はありません！とだけ(^-^) (2021年10月4日 21時) (レス) id: 16cf354de0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜花 | 作成日時：2021年9月19日 10時
