3年A組ー31番の生徒ー (ページ33)

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Day-3 ページ33

唯月「あいつら様子おかしくない？」

さくらと香帆が廊下に行ったのを
怪しんだ唯月たちも出て行った

私は一緒について行かず隼人に話しかけた

A「ねえ…隼人……」

隼人「……あっ…どうした？」

A「あの…さ……」

A「ごめん、やっぱいいや…」

隼人「……そこ座れよ」

石倉はロッカーに寝てたから椅子が空いていた

唯月「里見ーあんた疑われてるよ」

唯月たちが入ってきた

愛華「名推理聞かせてよ」

さくら「いや…全国大会の会場にいたよね？
観客席に…ジャージ着て」

須永「おいどういうことだよ」

真壁「そういえば大会の日
里見にジャージの上着貸したんだっけ」

河合「何で貸したの？」

真壁「あの時色々準備に追われてて、なのに
急遽駐車場の警備も手伝わなきゃいけなくなって、たまたまいた里見にお願いして引き受けてもらったんだ」

兵頭「たまたま会場にねえ、たまたま」

里見「試合が中止になって暇になったから
見に行っただけだよ」

光永「俺は暇でも水泳なんて見ないけどね」

兵頭「俺も」

里見「お前らも俺のこと疑ってんの？」

花岡「サッカー部の試合が中止に本当だよ。
海斗は嘘なんてついてない」

秋庭「そうだよ海斗くんがそんなことするわけない」

金沢「海斗があんな動画撮る理由なんかどこにもない」

石倉「はいでました里見親衛隊」

兵頭「よっ！親衛隊！」

花岡「そんなんじゃないから！
マネージャーだったからここに書いてあるだけ」

石倉「へえ～。
あっでもお前里見と別れてサッカー部のマネージャー辞めたんじゃなかったの？」

花岡「なわけないでしょ。てか今それ関係ないし」

唯月「甲斐ーさっきから何で黙ってんの？
いっつも最前線でギャーギャー喚いてるくせに」

隼人「うるせえ。俺たちが犯人捜しなんてしても
意味ねえだろ。答えるのは刑事なんだから」

A「まあ名乗り出る人もいなそうだし
結局、刑事さんが答え出すことになると思うよ私は」