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YM side
シン……と空気が張り詰め、伊野尾ちゃんの長いまつ毛が目元に影を差し表情が読みにくい。
「それ……連絡先の登録消すってこと？全部？」
「……」
「マジでそれっきり？冷たくね？」
「じゃあ伊野尾ちゃんは自分が付き合ってる相手に気のある誰かが電話かけてくるの平気？」
「まぁ…そりゃ面白くはないけど。」
言いながら俯いてしまい、重ための前髪がさらに顔を隠し表情は見えない。
「＿＿じゃあさ、来週になったら俺の番号も消すわけだ？」
顔をあげた伊野尾ちゃんの表情に言葉につまる。
もし、そうなってしまうなら伊野尾ちゃんも寂しいと思ってくれるのだろうか。
俺はきっとすごく寂しいし辛いが、でも…
「それは……」
俺が決めることじゃなくて＿＿
だって、俺は、もうきっと…
「あ、そっか俺らはべつにそういうんじゃないしいいんだよな。」
ほら、全然俺のことなんて好きじゃないのはそっちじゃないか。
「惚れてるわけじゃないんだし。」
最後にきっちりトドメまで刺してる。
俺自身の心が抉られ、苦しそうな表情筋をする伊野尾ちゃんに気がつけなかった。
俺の携帯が胸ポケットで鳴る。
「ちょっとごめん。」
画面を確認すると知念から。
電話に出ることを躊躇って伊野尾ちゃんにチラリと視線をやると、出ていいよっと行った感じの目線を返してくれる。
ちょっと心折れかけてるから、今知念の相手してたらさらにメンタルやられそうだから出たくないんだけど……
でも無視したら後々めんどくさいことは目に見えるので意を決して電話に応える。
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ぽんた(プロフ) - ひとみさん» コメントありがとうございます(*´ω`*)好きと言っていただけて嬉しいです！亀更新ですが頑張っていきます！！！ (2021年9月11日 14時) (
レス) id: 26174ade27 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ(プロフ) - この作品めちゃ好きです!! いつも更新楽しみにしてます!! (2021年9月11日 14時) (レス) id: e39657dd30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽんた | 作成日時：2021年3月7日 9時
