224話 ページ32
その頃、逃げたイバラは駆けつけたキリサメと合流していた。
イバラは言う。いますぐ島全体を石化させろと。
しかし、キリサメは知っていた。
敬愛する頭首はそんなことを言わないと。
心優しかった頭首は、極力石化の力を使わなかった。
また、「石化光線の力を広範囲に濫用してはならない。」ということを、村の皆によくよく話して聞かせていた。
幼い頃聞いたそれは、キリサメの中に強く残っていた。
「島全体など前代未聞。」
「どう考えても限度を超えた濫用です。」
「イバラ様、それは本当に、頭首様のご意志なのですか…？」
綻びが、大きくなる。
「うおおおおおお!!」
「見ろみんなーーーー!!!!!!」
その時、辺り一帯に響くような大きな声が聞こえた。
「頭首は、石像だーーーー!!!!!!!!!!」
島民に驚きが広がる。
キリサメもだ。
「イバラ様、これは一体…!?」
「1m 1second」
無常の声が、呟かれた。
カチッ
こおおおおお
次の瞬間には、キリサメは石像となっていた。
「急いで!!石像を見せよう!!」
羽京が、皆に指示を出す。
百聞は一見に如かず、聞くことより見ることの方が明確な場合が多い。
大樹の声によって困惑している島民たちに、確かな証拠を突きつけるため、動いていた。
どおん
動く皆の耳に、鈍い音が響く。
イバラの石化武器を持っていた左手に、風穴が空いた。
陽だ。
陽は、船から落とされたあと気絶していたが、少し前に起き状況を理解すると、すぐ様射撃の体勢に入り、銃を放つ。
水の中、しかも足場は無い。
そんな不安定な中、正確にイバラの手を貫いたたのだ。
「うえええい！まじもんの最強武器!!」
「石化装置、取ったどーー!!」
希望が伝わる。
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Jane Doe(プロフ) - メウさん！そう！作画めっちゃ良いですよね！3期が楽しみすぎる！こちらこそ！お読み頂き、ありがとうございます(^^) (2023年3月31日 8時) (
レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
メウ(゜ロ゜) - 激しく同意です。Dr.STONEのアニメって作画もいいし、めっちゃいいですよね。あと、更新ありがとうございます!! (2023年3月31日 7時) (レス) @page46 id: c71eec4ba7 (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - 呟きです。2期OPのゲン、めっちゃ良いですよね。 (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - 神夜さん！読んでいただけているのが嬉しいです！分かりますー。私ももっとドクターストーンの小説読み漁りたい…！ぜひ最後までお付き合い下さい！ (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
Jane Doe(プロフ) - たくあんさん！コメントありがとうございます！神とは！嬉しいですね。その言葉をかけてくれるたくあんさんのが神ですよ！ (2023年3月31日 1時) (レス) id: 7151efa53f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Jane Doe | 作成日時：2023年3月24日 0時
