Snow TO Man (ページ13)

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推しになった日（赤）ページ13

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思春期真っ只中の高校生

誰にでも人に言えない秘密は持っていると思う

「おじゃましまーす。」

「こんちはー！」

渡辺「うわ！久しぶりだわ。」

友達が家に遊びに来た

幼稚園から一緒の翔太と、高校に入ってから仲良くなった友達

「今日、家族いねえの？」

『親は仕事で、妹は部活行ってる。』

「なーんだ！妹見たかったのに！」

「翔太、妹って可愛い？」

渡辺「涼太の母ちゃんにそっくり」

「母ちゃん見たことないから分かんねーよ！」

友達を自分の部屋に案内して、飲み物を取りに行く

部屋に戻ると翔太以外が俺のクローゼットを開けていた

『おい！何勝手に見てんだよ！』

まずい、あれを見られる！

「えー？涼太のおかず？」

けらけら笑いながら、俺が必死に隠してたあれが入った箱に手をかけた

「・・・え？」

終わったわ

「もしかしてさ、、涼太って、ロリコン？」

その箱の中には、俺の好きな子の写真やグッズやら、その子が声優をしたアニメキャラのフィギュアとかが入ってる

「この子、小学生とかじゃない？何歳よ？」

『小6。』

「涼太やばいよ！それは！怖ーよ！これで抜いてんの？」

『ちげーよ。』

そうだよな

普通、小学生の子を好きってなったら
そういう癖って思うもんな

渡辺「あ、アカネじゃん！」

「えっ！翔太知ってんの？」

渡辺「スノープリンセスのミヤの声優してた子。エンディング曲歌ってるけど、めちゃくちゃ歌上手い！お前ら見てねえの？」

「これ、女子向けのアニメだろ？知らねえよ！」

渡辺「俺も妹が見てたから一緒に見てたけど、めちゃくちゃおもろいぞ！絶対見た方がいい！っていうか、見ろ！！」

「いや、俺はいいや。さすがに小学生はね、おかしいじゃん。」

渡辺「おい！スノプリ見てねえ奴がアカネ馬鹿にすんじゃねえ！お前！表出ろ！」

友達に悪気がない事は分かっている

だけど、それになぜか翔太が怒ってくれた

「まあまあまあ、翔太落ち着いて！！」

「ごめんって！」

渡辺「何が好きとか個人の自由だろ。なんもおかしくねーよ。」

「はいはい、もうさ、お菓子食べようぜ！」

何を好きかは個人の自由

なにもおかしくない、、か。

俺は、この子を好きでいていいんだ

応援していいんだ

今度、アカネが出るアニメのイベントがある

初めて行ってみようかな

アカネに会いに