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推しの〇に〇〇た男 ページ9

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今日の現場は都内のあるライブハウス



ライブハウスの現場って見にくいから苦手なんだよな



ほら、俺っていつも長い脚に付け替えてくるの忘れてきちゃうからさ!






俺の整理番号は500番台


今日は前の方行けないな





自分の番号が呼ばれて急いで会場内に入り、できるだけ前の見やすそうな位置を探す







くそ!前のやつみんな俺より背が高い!


なんとか人と人の間からステージが見えるようにポジションを確保する




キンブレを6本取り出して、
全てを推しのカラーのピンクにする


片手に3本ずつ指の間に挟んで、手がつりそうになるんだけど、それも愛だよね!




会場が暗くなりライブが始まる


ぎゅうぎゅうの客席の人の間から、
大好きな推しの姿を探す



1曲目はちょうど立ち位置が俺の前でよく見えたけど、2曲目と3曲目は立ち位置が前の人に被って中々見えない



その後も見えたり見えなかったりでもどかしかった



何より1番悲しかったのは、


いつも俺の姿を見つけて手を振ってくれるんだけど、それが無かったこと



俺からは見えてるのに、向こうからは見えてなかったのか




こんなにたくさんピンクのキンブレ振ってるのに









そして、俺はある作戦に出た










あるライブハウスでのイベント


今日も番号があまり良くなくて後列に埋もれてしまっている




モモ「あ!(手フリフリ)」


佐久間「(手フリフリ)」








ライブ後の握手会



モモ「さっくん!」


佐久間「見つけてくれてありがとう!」


モモ「だって、さっくんモモの色してるもん!」


佐久間「にゃはは!」











髪の毛を



推しの色に染めた男。

推しの〇になっちゃう男→←推しを〇〇〇〇できない男



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作者名:ぽん | 作成日時:2021年11月27日 15時

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