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阿部side

『佐久間めっちゃ店長さんに気に入られてんじゃん！』

佐久間「いやいや、阿部ちゃんも頭良いねーって褒められてたじゃん！」

佐久間「でも、店長さんと知り合いになったから、通いすぎて気持ち悪がられるかも、って心配は無くなったよ！よかったね！阿部ちゃん！」

『そっか、堂々とAちゃんに会いに来れるのか』

佐久間「今度はAちゃんと仲良くなろう！」

『こっからが問題なんだよな。お客さんと店員って立場だから難しい。』

佐久間「友達の友達とかならすぐ仲良くなれるのにね！共通の友達探す？」

『この人、知り合いですか？って片っ端から聞くつもり？刑事じゃん』

佐久間「あはっ！それヤバ！！」

ブー、ブー、ブー、

佐久間「ごめん、電話出ていい？」

『うん、もちろん。』

佐久間「はい、はい、そうですよね。はい、いえ！こちらこそありがとうございました。」

佐久間はガッカリした様子で電話を切った

『どうしたの？』

佐久間「バイトの面接落ちたー！」

佐久間「声優さんのイベントたくさん行きたくて、バイト始めようと思って先週面接したんだよね。髪色自由って書いてあったから金髪のまま行ったら、さすがに金髪はダメってなって、茶髪にできないか？って言われて。」

『佐久間その髪色気に入ってるもんね』

佐久間「うん、就活始まったらもう金髪とか出来ないじゃん？俺、髪色変えれます、って即答出来なかったのよ。」

『そっか。でもうちの大学でも金髪でバイトやってるやつなんてたくさんいるから、きっと大丈夫なところ見つかるよ！』

佐久間「そうだよね、また探してみる！」

俺も佐久間の金髪好きだよ