非公開のおひめさま【2】

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パレードが終わると混んでしまうので、終わる前に駐車場へ向かう。

右手は脇 左手はふぉいに握られている。


脇｢眠そうやけん、寝ていいよ｣


脇に抱えられてそのまま眠りにつく


『、、子ども扱い、、する、な、、』


社｢かわいすぎやろww｣



銀｢僕本日お持ち帰り希望です！！！｣



ま｢ダメやわ俺と寝る！！｣



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まるｻｲﾄﾞｩ


結局帰りはふぉいが運転することになって脇もそのまま寝てしまったのでAは俺の膝枕で眠りについている。


長くてキレイな髪の毛。校則で染めていない綺麗な栗色の地毛。サラサラの髪に触れているとAが薄く目を開けた。


ま｢ありゃ、ごめん、起きたと？？｣



『んーん、まるちゃ、ありがとう。』



そう言うとAはまたくたっと寝てしまった。


ま｢は？？そんなの反則やろ？？？｣


Aはきっと自分の可愛さに気付いていない。


今日の夢の国でもたくさんの男が振り向いてはAの顔をみていた。俺も初めて会った時にだいぶ目を惹かれたけれど、本当の魅力は容姿ではなかった。


───彼女はつくらない。

そう公言していたはずのまるの心にも複雑な芽が生えてきた、。

【カンビョォ】…まる→←〇

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