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暫し部屋に沈黙がおりる
部屋の時計の音がやけに大きく聞こえて
"何か言わなきゃ"と言う気が増していくのに、思うように言葉が出ない
そんな息苦しい沈黙を破ったのは珍しくユンギ
小さく溜息をついて椅子に座りなおしながら口を開いた
SG「…安心しろ」
「え?」
SG「Aが望まねぇなら俺らは直接手出しをすることはねぇよ」
ガシガシと痛んだ髪をかきながらぶっきらぼうに言い放った言葉は
想像とはズレたもの
SG「俺らはBlockBを消したくてこんな事をしてるわけじゃない」
あぁ、私はこの数日
彼らの何をみていたのだろう
SG「能力を得た者として、ごく普通の人達を守る為」
下手に勘繰って誤解をしていたのは私だ
SG「何より…」
そうだ、彼らは
SG「もう二度と。家族が離れ離れにならない為にやってるんだよ」
こんな人だった
「ユンギ…」
SG「自分本位な考えかもしれない。俺ら家族が一緒にいる為に犠牲になる物もある。だけど、そんな犠牲をすこしでも減らすことも出来る」
"気休めでもいいんだよ…"
そう弱く呟いたユンギは
今まで見たことない程優しく微笑んでいた
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メイベル - ジャックポットもベリグも大好きです!最近この作品見つけてハマりました!もう長らく更新されていないみたいなので、続きが見れないかもと思うと、早くこの小説に出会えていればなと思います…よろしければ更新お願いします!素敵な小説をありがとうございます! (2019年12月28日 12時) (レス) id: 398ec1baa9 (このIDを非表示/違反報告)
たんぷん(プロフ) - てくさん» てくさん教えていただきありがとうございます…!!見落としていました本当に失礼しました汗 (2017年7月7日 19時) (レス) id: 7e1a9aba71 (このIDを非表示/違反報告)
てく - 違反になりますので、オリジナルフラグを外していただけませんか? 作品作成のルール・注意点・ガイドラインにも載っていますのでおめ通しください (2017年7月7日 18時) (レス) id: 42191458d8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんぷん | 作成日時:2017年4月5日 0時