母の思い ページ6
「お母さーん」
母「あらA。随分電話長かったけど、お友達?」
「そうそうそのことで、あのね………」
私はさっきの電話での出来事を全てお母さんに話した。
電話の主がジホだったこと、韓国に行くこと………
母「……あらぁ、ジホちゃんもキョンちゃんも元気みたいでよかったわぁ!」
うんうんと大きく頷くお母さん。
「それで、韓国に行くのは……」
母「………うん、いいんじゃないかしら?」
思っていたよりもあっさり承諾してくれたことに、少し驚いた。
「反対じゃないの??」
私の言葉に、一瞬目を丸くしてお母さんはにこりと笑う。
母「まさか!愛する我が子がやりたいことは全力で応援するのが母の役目よ!Aが行きたいなら韓国行ってらっしゃい。」
お母さん………
母「それに、ジホちゃんとキョンちゃんが面倒見てくれるなら、心配することなんてないわよ(^^)」
二人によろしくって伝えてねと付け足して、お母さんはパチリと片目を閉じてみせた。
「……本当にありがとうお母さん。二人にも伝えとく。」
嬉しさに目頭が熱くなった瞬間。
パチンッ!
お母さんが猫騙しをするように私の目の前で手を叩いた。
母「ほらっ!ぼーっとしてないで早く準備しなさい(^^)」
「あ、あぁ……うん!」
私はふわふわする視界を落ち着かせながら自分の部屋に向かい、荷造りを始めた。
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R(プロフ) - 毎回更新楽しみにしてます! (2017年4月1日 20時) (レス) id: 2a775d9099 (このIDを非表示/違反報告)
toto(プロフ) - 楽しませていただいてます!応援してます(о´∀`о) (2017年4月1日 16時) (レス) id: aef32fdf46 (このIDを非表示/違反報告)
らな(プロフ) - 面白いです(^^)続きってます!!! (2017年3月31日 23時) (レス) id: 20d6271c1a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:たんぷん | 作成日時:2017年3月7日 23時