同じ時間 ページ33
「ふふ(笑)」
幸せ...
すると突然後ろに手を回したアイツが
「Aさん」
ニコニコしながら私を呼んだ
「なに？」
「手を出してください」
手？
言われた通り差し出した私の手の上に
ポン！と置かれたのは、少し大きめの箱
私の好きな水色のリボンが掛けられている
もしかして...
「誕生日プレゼントです」
やっぱり！
「ありがとう！開けていい？(笑)」
「もちろんです」
「なんだろう(笑)」
ワクワクしながらリボンを解いて
箱を開けた
「わぁ...」
そこに入っていたのは
「ペアウォッチだぁ...(笑)」
全く同じデザインの小さい時計と大きい時計が
並んで箱に収まっていた
「かして？」
アイツは小さい時計を箱から取り出すと
「Aさん...
これからもずっと、僕と一緒に同じ時間を過ごして下さい」
そう言って
パチン...
私に時計をつけてくれた
つけ終わると
アイツは何も言わず私に手を差し出した
その手に
パチン...
私も時計をつけてあげた
「チャンミン...私もこれからもずっとチャンミンと同じ時間を過ごしていきたい。
素敵なプレゼントありがとう。すっごく嬉しい！(笑)」
私の言葉に、アイツはふわっ...と笑って
優しく私を抱き寄せた
「A...これからも二人で
幸せな時間をたくさん重ねていこう？」
「うん...」
たくさん、たくさん...
重ねていこうね
「大好きだよ...チャンミン」
「僕も大好き...A」
その夜、私達は手を繋いで眠った
重ねた手につけられた、同じ時を刻む時計に
幸せを感じながら...(笑)
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 481人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「東方神起」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ami
| 作成日時：2013年7月19日 13時
