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アイツの看病1 ページ30
「...う、ん」
熱い...
熱くて堪らない
「Aさん、ちょっと頭上げますよ」
...チャンミン？
...冷たい
気持ちいい...
「ちょっと熱が高いから薬飲みましょう」
「...ん」
「Aさん、口開けて？」
口...？
少しだけ開けた唇に感じた
柔らかい感触
ゴクンッ...
アイツが口移しで薬を飲ませてくれた
「あ..がとぅ..」
ありがとう
そう言いたいのに上手く言葉にならない
重たい瞼を少しだけ開けて見えるのは
心配そうに私を見下ろすアイツの顔
「すぐに薬が効いてくるから...」
優しいアイツの言葉に再び目を閉じると
今度は、そっと髪を撫でる感触
何度も何度も
アイツの手が私の髪に優しく触れた
気持ちいい...
「チャンミ...」
その心地よい感触に
私はアイツの名前を呼びながら
いつの間にか眠ってしまった
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作者名：ami
| 作成日時：2013年7月19日 13時
