かわいいアイツ ☆Changmin☆ 可愛い彼は大学生9 (ページ19)

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引っ掛かる言葉達ページ19

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「はい、お水です」

「ありがとう...」

あの後

いつまでも私を抱き締めて離さないアイツに

女子大生だけでなく周りの人も騒ぎ出してしまい

"...ッ行こ！"

慌てて私がアイツの手を引き

あの場から離れた

中には面白半分に

写メまで撮っている人がいたから

もしかして今頃、どっかのサイトに

画像が上がっているのかもしれない

「はぁ...」

今度は何を言われるんだろう...

ため息をついて手渡された水に口をつけた

「あの、Aさん...」

その横で、ソファに腰を下ろしたアイツが

言いづらそうに口を開いた

「わかってるから、誤解だって」

それを遮って先に話を切り出す

「え...？」

「アキさんが釈明したんだってね、酔ってた自分を介抱してくれただけだって」

「そうなんです！」

パァッ！と

花が咲いたような顔になったアイツが

体ごと私の方を向いた

「あの日、ヒロさんに誘われて一緒に食事をしてたら、偶然アキさんに会って」

ヒロさんに食事に誘われたのは知っている

「それでお店を移動して...
そしたらアキさんが飲み過ぎて潰れちゃって」

でもアキさんと一緒だった事は聞いてない

「...それで？」

「それで、一人で歩くのもままならないくらいだったから、僕が送っていったんです。ヒロさん、次の日早いって言ってたから」

別にあった事全てを話せなんて言うつもりはない

私だってヤキモチ焼きのアイツに

敢えて話さない事だってあるし

でも、さっきの彼女達の言葉が引っ掛かって

...ううん、違う

彼女達だけじゃない

アイツがアキさんと共演してからずっと

耳に入る色んな言葉が引っ掛かって

頭ではわかっているのに

心が言うことをきかない

「だから、週刊誌に書かれていた事は全くのデタラメ・・・」

「ホントにそうかな？」

「え...？」

気付いたら

アイツの言葉を遮ってそんな事を言っていた