二人で一緒に ページ24
「どうしたの？」
「Aさん、ごめんね？」
「ん？」
「たくさんイヤな想いをさせて...」
確かに何度も何度も胸が苦しくなった
「...うん」
「だけど、どんなに気を付けても
僕はこの先も同じ事を繰り返しちゃうかもしれない」
「うん...」
わかってる
「傷付くのは嫌だけど、でも...大丈夫」
「どうしてですか？」
「だって人の気持ちを疑わない
誰よりも純粋なチャンミンが好きだから...」
私がそう言うと
私の両手に包まれているアイツの顔が
「Aさんっ...」
今にも泣きそうに歪んだ
「Aさんっ...僕、もっと大人になれるように、もっとAさんの不安に気付いてあげられるように頑張るからっ...」
「うん」
「だから僕をおいていかないで...？」
チャンミン...
「いつまでも
ずっとずっとそばにいて...？」
「大丈夫
チャンミンをおいてくなんてしない」
想いが伝わるように
涙で揺れる瞳で私を見つめるアイツの頬を
繰り返し親指で撫でてあげる
「いつまでも...
ずっとずっとそばにいるよ？」
ホントだよ
私の事をこんなに必死に求めてくれるのに
チャンミンをおいて一人で大人になったりしない
「二人で...」
「え...」
「二人で一緒に大人になろう？」
それを聞いて
今日何度目かわからない涙を零し
「うん...！(笑)」
右目を細め
心底嬉しそうに笑う、かわいいアイツ
「ねぇ、やっぱり
大人しく寝るなんて無理です...」
「え...」
「A...大好き」
だけど再び始まる熱いキスは
ちっとも可愛くなんかない
大人なキスで
そのアンバランスな魅力に
ダメだと思いつつ
相変わらず夢中になってしまう
「チャンミン...大丈夫なの？」
「大丈夫...」
「ホントに？」
「うん...」
「でも熱いよ？ホントに大丈夫？」
「大丈夫だから...」
ちゅっ...
「もう黙って」
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作者名：ami
| 作成日時：2014年3月21日 0時
