二人の蒼い部屋3 ページ8
チャンミン...好き
唇が重ねられる度に
強くなるアイツへの想い
チャンミン...大好き
アイツの顔を包んでいた両手を
ゆっくりアイツの背中にまわした
その途端、深くなるアイツのキス
外されていくシャツのボタンと共に
何度も重なる唇に必死に応えた
ふいにアイツの唇が離れ目を開けると
私の上に股がるようにして
ベッドに膝立ちになったアイツが見えた
バッ...！
起こした上体から
着ているものを勢いよく脱ぎ捨てるアイツ
月明かりに照らされたアイツの体は
本当にキレイで...
苦しいくらいドキドキしているのに
目を逸らす事ができなかった
そんな私を
一瞬射るように見下ろしたアイツは
フィッと視線を逸らし
カチャ...
ジーパンのベルトに手を掛けた
カチャカチャ...
静かな部屋に響くベルトを外す音と
ベルトを掴む
筋ばったアイツの男らしい腕に
ドクンッ...と心臓が高鳴った
・・・ヤバイ
まだ始まったばかりなのに
ドキドキしすぎて、もう苦しい
堪らず目を閉じると
ジジ...
今度はジーパンのファスナーを下ろす音が
聞こえてきた
その微かな音に
心臓がこれ以上ない程早鐘を鳴らす
アイツが立てる
小さな音にまで反応してしまう自分が
なんだかとても恥ずかしくて
隠すように片手で両目を覆った
ドキドキドキドキ...
恥ずかしいくらい耳に響く自分の鼓動
顔が...熱い
早くアイツに、恥ずかしさも感じないくらい
体中アイツでいっぱいにして欲しい
もどかしくて、手に触れたシーツを
キュッと掴んだ
「どうして顔を隠すの...？」
すると全てを脱いだアイツが
再び私に覆い被さってきた
どうしてなんて
恥ずかしくて言えない
「A...？」
何も言えない私の手をそっとどかし
優しく囁くアイツの声に閉じていた目を開けると
なぜか嬉しそうに微笑むアイツが見えた
チャンミン...？
「...どうして笑ってるの？」
それを聞いて更に嬉しそうに微笑むアイツ
ゆっくり顔を寄せ
鼻を重ねて囁いた
「もっとAを
僕でいっぱいにしてあげる...」
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作者名：ami
| 作成日時：2014年2月1日 23時
