二人の蒼い部屋4 ページ9
Aさんを抱くのは
僕の誕生日以来
初めて見るAさんのスーツ姿は
すごく可愛くて、ドキドキして
早くAさんを抱きたくて堪らなかった
でも本当は
少しだけ不安になった
僕の知らないAさんが増えていくようで
僕をおいて
一人で先に大人になってしまうようで
少しだけ不安になったんだ
だから今夜は
僕がいないとダメになるくらい
Aさんを愛したい
蒼く染まった僕の部屋で
ベッドに沈めたAさんは
すごく、キレイ
「Aさん、キレイ...」
誰にも見せたくない
僕だけのひと
「チャンミンも、キレイ...」
嬉しい
僕達は同じ蒼い
「Aさん、大好き...」
Aさんにもっと僕を求めて欲しくて
カチャ...
わざと見えるように服を脱いだ
Aさんが
潤んだ瞳で僕を見上げている
そうだよA
僕から視線を逸らさないで
Aに見てて欲しいんだ
それなのに
「どうして顔を隠すの...？」
何も答えないAさん
わかってる
恥ずかしいんだよね
キュッと握り締めてるシーツが
その証拠
嬉しい...
ねぇ、もっと
もっと僕を求めて
まだ足りない
だから...
「もっとAを
僕でいっぱいにしてあげる...」
すると躊躇いがちに伸びたAさんの細い腕が
応えるように僕の首に回された
A...
僕は触れそうな程近付いていた唇にキスを落とし
全てを脱がせたAさんの
蒼く染まったキレイな肌に優しく触れていった
撫でるように滑らせた手が
温かく柔らかい胸に触れると
ドキドキドキドキ...
Aさんの胸が
早鐘を打っているのがわかった
僕と同じ...
嬉しい
「はぁ...チャンミン...」
そうだよA
もっと僕を欲しがって
「A...」
「ん...？」
「好き？」
「え？」
「僕のこと...好き？」
「うん...好き」
嬉しい...
「僕も、大好き...」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 527人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ami
| 作成日時：2014年2月1日 23時
