ごめんね... ページ17
「「はぁ、はぁ...」」
息が整うまで、しばらく二人で見つめ合った後
片手で私の腰を抱き締めたアイツが
「...Aさんが悪いんですよ」
私の髪を優しく耳に掛けながらそう言った
「うん...ごめんね」
そのまま私の髪を
何度も優しく撫でるアイツ
「ファーストキスに一緒にお風呂...
それだけでも頭がおかしくなりそうだったのに」
「うん...」
「肉じゃがだって...
すごく楽しみにしてたのに」
「うん...ごめんね？」
言葉では私を責めていても
見つめる眼差しが、すごく優しい
「僕を避けたりして...
すごく悲しかったです」
「ごめんねチャンミン...」
「おまけに幸哉君と抱き合ったりして」
「うん...ホントにごめんなさい」
「許さないです」
「え...？」
「嫉妬で...Aさんをメチャクチャにしてしまいそうだったからソファで寝てたのに、こんな風に僕の上に跨がって...」
アイツが私の耳にそっと唇を寄せた
「僕だけのAさんになるまで
許してあげません...」
耳元で囁くアイツの低い声
「...ッチャンミン///」
ちゅっ...
「真っ赤になってる...可愛い」
そのままそこにキスをしたアイツが
私のパジャマのボタンを
ゆっくり外していった
「ちょっと待ってチャンミン...
幸哉が...ンッ！」
いるのに...
私の言葉をキスで塞いだアイツの
「それじゃあいつまで経っても
許して貰えないよ...？(笑)」
滅多に見せない意地悪な顔
その夜
「...ッチャンミン、ごめ、んね...」
朦朧とする意識の中
アイツの腕に抱かれて何度も謝る私を
「まだだよ、まだ許さないッ...」
「チャン、ミンッ...！」
アイツは朝まで許してくれなかった
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作者名：ami
| 作成日時：2013年8月7日 12時
