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ちょうど濱田部長が喫煙所から帰ってきたとき
データを保存して
身支度を始めた
崇裕「なーーにもう帰るん」
A「約束あるんで」
崇裕「ほーーんお疲れ様〜」
と、手をヒラヒラさせて
パソコンに向かった濱田部長
A「お疲れ様でした〜」
タイムカードを押してエレベーターの
ボタンを押した
ダンっ
A「はっ……濱田部長！」
崇裕「男んとこ？」
A「え？」
崇裕「男のとこに行くんか？」
A「……えぇまぁ……」
崇裕「……はぁ……行かせた無いんやけど」
A「え？」
聞き返したのを無視して
小さなリップ音が響いた
えっ？
キスされた？
崇裕「俺も帰るまってて」
有無を言わさず
右手を掴まれて
フロアへ逆戻り
A「男だけど！幼なじみですから！」
それだけ言い残してエレベーターホールへ走った
バクバクとうるさい心臓
ちょうど来たエレベーターに乗り込み
閉めるボタンを連打
A「う……嘘でしょ……」
濱田部長の感触がのこる
唇に触れた
事故……じゃないよね……
いや、きっと事故だ
部長疲れてるんだ
そう思い込んで、淳太くんの待つカフェ急いだ
．
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作者名：凛星 | 作成日時：2018年12月10日 19時
