アナタと。(22) ページ23
それから10分ほど歩いて
やっとイライくんを見つけた
庭の噴水の椅子に
座っているイライくんに声をかけると、
イライくんはニコッと微笑みながら
軽く手を見せた
そのたわいも無い行動ですら
ドキッとしてしまう私はどうかしている
｢イライくん、
エミリー達に買い物を頼まれたんだけど
街に出るのは初めてだから
一緒に来てくれないかな｣
そうたずねると彼は
｢ああいいよ、それじゃ行こうか｣と
嫌な顔ひとつせずニッコリ笑い
私の1歩先を歩く。
館の門をぬけ、
森の道を軽く歩いて行くと
なかなか賑わっている街についた
お店が沢山あってワクワクする!
うわぁ!街がキラキラしてみえる!
田舎に住んでたから新鮮な感じ!
そう周りをキョロキョロしながら
イライくんの後を追いかけていたのだが、
知らない人と少しだけ肩をトンっと
ぶつけてしまい
｢あっすいません!｣と謝り
お互い軽く頭を下げ、
またイライくんの後ろを…と思い
顔を前に向けた頃には
イライくんの姿は無かった。
あッ、はぐれた
一瞬そう思ったのだが
イライくんが前の方から焦った感じで
戻ってきたのだ。
｢ごめんごめん、
はぐれそうになっちゃった｣と
彼は困り眉で笑ってみせた
こういう、誰でもするような
何気ない行動で
｢あ、好きだ｣と感じてしまったら
もう嫌いには
なれないのである。
ゲームの好きなキャラだから
ドキドキしているのだと思っていたが
こりゃ、本気の好きだわ。まいった。
そう察したのだ。
｢…あー、えっと、
また、はぐれないように
私の腕を掴んでてくれないか?｣
イライくんが耳を
オレンジ色に染めてそう言った
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そら。(プロフ) - イライがイケメンずきるやばい死ぬチーン (2020年7月6日 8時) (
レス) id: 7329308540 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - とても面白かったです( ≧∀≦)ノ誰か私のニヤケを止めてくれーーー！！((殴 (2020年6月30日 8時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶タピオカ2号(プロフ) - あーめっさいい。好みです。とても面白かったです( ≧∀≦)ノ (2020年6月2日 1時) (レス) id: 48661705e7 (このIDを非表示/違反報告)
akinyaminc(プロフ) - 小説も面白いし、イラストのイライがどタイプで可愛すぎます…！お忙しいかとは思いますが体調に気をつけてゆっくり更新待ってます！ (2020年4月16日 8時) (レス) id: 00cb0e2770 (このIDを非表示/違反報告)
りの - 最高です‥続きたのしみにしてます！！ (2020年4月14日 5時) (レス) id: 3a4c193db9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ポンコツ占い師 | 作成日時：2019年8月22日 3時
