秩序の乱れた世界に召喚された少女の記述【Eddsworld】 (ページ7)

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第5話：重拘束されてる身ですのでページ7

「……ん゛ｯプフｯ、あっははは！！」

そんな彼をHAHAHA！と大爆笑する緑パーカーの男と此方をジトーっと睨んでくるボーリング。
いやその目で睨むな怖い！白目まで黒いから七割まして怖い！わざと玉を狙ったわけではないんだ断じて！！

心の中で必死に言い訳をしていると、ボーリングが怒りやら呆れやらのオーラを纏ってこっちに来る。

どんだんと近づく殺気(ボーリング)に、ヤバイヤバイと脳内焦りMAXオリックス。

「何やってんだ……」
『スススｯスンマセン！スｯススンｯマセン！！いやでも本気と書いてマジでわざとではなく、ピタゴラスイッチがアレで…！』
「ピタゴラスイッ…？はぁ……」
「僕の僕がｧ…」
「Matt大丈夫かッ…くふふｯはは！！」

死にかけのチワワみたいにガチ震いする私、ため息をつくボーリング。
隣ではプルプルと小刻みに震え蹲るナルシ君とそれを大爆笑する緑パーカーと字面だけでも伝わるカオスっぷり。

ギャーギャー騒ぎまくる私たちとは裏腹に、一人冷静にこちらを見ている猫耳。
なんだ混ざりたいのかツンデレめと思っていると、猫耳までもこっちに来やがったよ！
逃げられないこの状況で近づかれるとマジで怖い！！

『アｯ、あわっあの』
「一旦落ち着け、」
『命(タマ)置いてけ！？』
「言ってねぇ」

そう一言言い、ぺちﾝｯとデコピンをお見舞いされた。

すると突然、頭が割れるくらい激しい頭痛が襲ってきた。視界がぐにゃぐにゃになり、背中や手から冷や汗がドバｯとでてくる。
いや痛い！！これマジで死ぬクソ痛い…！！

『いったァ……！』
「おｯおいどうした！？」
「Tordお前なんつー力入れてんだよ！！」
「いやデコピンにこんな力は無いはずだが…というかコイツ大丈夫か？」
「Totdが人殺したぁー！！」

ちょお前ら声がデケェ！頭に響く！！脳が揺れるｩ！！！あとまだ死んでねぇから！！

『いきと、る…ゎ…』
「蚊の息じゃねぇか！」
「マジか…とりあえず、埋める…？」

どっから出したか、スコップを持ちヤクザ発言をする緑パーカーに、お前は死体遺棄罪的なのに問われろと願ったのを最後に、意識は途切れた。