秩序の乱れた世界に召喚された少女の記述【Eddsworld】 (ページ11)

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第9話：目と目が合う～♪ ページ11

開かれたパーティーはEddが撒き散らしたコーラで溺れかけたという事しか記憶にない。全部あれが持ってったわ。

最終的に戦犯(Edd)が見つけた、古代エジプトの扉的な物があったから探検してくると言うことで事態は終息した。
もうツッコミが間に合わないことに対しては諦めるということを覚えました、濃い数時間だったよほんとに……！

ちなみに探検へのお誘いは丁重に断った、あれだけの事があって探検に行く体力はもう残ってない。成人済みへの恐怖は膨らむばかりである。

もうさっさとシャワー浴びて寝たい、身体中コーラまみれでくっせぇ……
Eddは唯一の常識人かと思ってた時期が私にもありました！！秒速で裏切られたけどな！！！

ブツクサ言い教えられた風呂場に向かっていたが思い出す、そう言えば着替えが無い。
貸されたパーカーはこの通りびしょ濡れ、困ったぞ……

何かないかとリビングに戻ると、脱ぎ捨てられている緑のパーカーとズボンがあったので使わせていただく。
床に落ちてて汚いとかサイズ絶対ちがうだろとか今はどうでもいい、今の私は乞食ならぬ乞服なんだよ！ラッキー！！

＿＿
＿

湯船に浸かりながらふぅ、と一息つきふと思う。

『(私の順応性高すぎん？)』

いまさらながら自分の順応性に感心する。
なんか勝手に召喚か転生かして、埋められかけたりコーラで溺死しかけたりで今に至る……

まぁ個性の塊みたいなやつばっかだったし、黄昏れる暇なかったもんな。ツッコミの才能開花しそうだよ全く。

そんなことを一人ぼーっと考えてると、微かに足音と玄関ドアの開く音が聞こえる。冒険から奴らが帰ってきたっぽい。
大分のんびりしていたのでそろそろのぼせそうだし、眠気も出てきたんでそろそろ上がろうかな。

『てかあの歳(年齢知らんけど)で冒険て…少年かよ』

きっと心が初年のまま大人になっちゃったんだろうな、と奴らを憐れみつつ、体の水滴たちを拭く。
パンツを履き、髪の水分を拭き取っていると、ドアがコンコンとノックされた。

「A～？ここにいんのか？」
『あEdd、ごめん風呂勝手に使わせてもらった！』
「いいよいいよ！コーラ塗れにして悪かったな！」
『いやほんとマジで＿＿

ｶﾞﾁｬ

そう言いかけたところでドアが開けられ、Eddと目が合った。
数秒の無言の後、視線が落とされる、視線の先は、パンツ(綿100％)だった。

「…え、えぁ、えっ！！？」