ツラい時側にいてくれたのは…2

×mushimegane ページ30

虫眼鏡 同棲カップル

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虫「ただいまー。」

『あ、ざわくんおかえり。』

虫「ご飯作っててくれたんだ。
ありがとね。」

『簡単にお鍋にしちゃったけどね〜
もうできるから食べよ。
着替えてくるでしょ？』

虫「うん。すぐ着替えてくる。」

ざわくんとは同棲をして1年近くなる。

あたしも仕事をしているし、ざわくんもyoutuberとして忙しくしてるからご飯は作れる時にしか作らない。

虫「今日は早く帰れたんだね？」

『あー、うん。
キリのいいところで帰っちゃった。』

嘘。
残業が当たり前な仕事だから普段はもっと遅いんだけど、生理痛で体調が優れなかったから、定時で帰ってきた。

虫「ん？どうした？」

『ううん！なんも！
ご飯にしよ？』

虫「わかったけど、なんかあるなら言ってよ？」

『はーい。』

ご飯を食べて、ざわくんがお風呂に入っている間に洗い物と洗濯物をしていた。

虫「…A？A？」

『っえ？』

虫「どうしたの？ぼーっとして。
やっぱりなんかある？
体調悪いとか？」

『あー、うん。
実は生理きて少し体調悪くて。
でもまだ大丈夫。』

同棲もしてるから隠さなくてもいいかな、なんて思って伝えておく。

虫「あー、そっか。
体調どんな感じなの？」

『少しだるいのと頭痛かな。』

虫「あらら。洗濯物、後はぼくがやるからお風呂入っておいで？」

『んー、ありがと。
あとタオル畳むだけだからお願いしていい？』

虫「うん。これだけだよね？
服畳んでくれてありがと。
タンスに入れておくね。」

『じゃあ、お願いします！
お風呂入ってくるね。』


『ふぅ…
なんかもやもやするけどお風呂入ったらスッキリするかな…？』

…スッキリしない。

むしろ落ち着かない。

心がざわざわする。

コンコンコン

虫「Aー？大丈夫ー？」

『う、うん！もう、出るね！』

虫「焦んなくていいよ〜
いつもより遅いから心配で見にきただけだから！
ゆっくりあったまっておいで〜」

それから少ししてお風呂を出た。

髪を乾かすのもめんどうでタオルドライしただけでざわくんのいるリビングまできた。

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