ツラい時側にいてくれたのは…2

×toshimitsu ページ26

としみつ 先生×生徒

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『としくんせんせー、こんなのわかりませーん。』

と「俺もわからんからきくなー
テスト中なんだから話しかけないで進めなさい。
あとくん付けすんなっ」

テストの日風邪をひいて休んだ私は今再試を受けてる。

化学のテストをやっているが、としみつ先生は本当は体育の先生。

化学の先生は都合が悪く見張りを出来ないからってとしみつ先生に押し付けたらしい。

としみつ先生が初っ端愚痴ってた。

と「あと15分になったけど終わったかー？」

『おわんないよ！わかんないんだもん！
としくん先生が答え教えてくれたらな〜』

と「バカげぇ。
俺に化学がわかるわけないだろ」

『そうだよね〜』

と「そうだよね〜じゃねーわ。
俺は理系じゃないの。
理系じゃなくて、」

『筋肉系？』

と「そうそう…っておい！！！
文系だわ！！
なんだ筋肉系って！！」

『としくん先生うるさーい(笑)』

と「ほら、さっさとやれ！」

なんとか時間内に解き終えた。

と「よし、終わったな。
これ渡したらやっと帰れる〜
Aも早く帰れよー。」

『ねーとしくん先生家まで送ってよー
車でしょー？あの赤の…』

と「なんでみんな知ってんだよ…
生徒のことは送りませーん。
みんな自力で帰ってんだからAも自力で帰りなさーい。」

『はーい…っ…？』

帰る準備をしようと立ち上がったが目眩がして床に座り込んだ。

と「A？どうした？」

『なんかちょっとくらくらしただけだから大丈夫…です…？』

と「おー…気をつけて帰れよ。」

『はーい。』

目眩は治ったがおなかに違和感があったのでトイレに行ってから帰ることにした。

うわ…生理なってる…

そろそろかなとは思っていて、生理用品あててたのでセーフだった。

生理と自覚すると余計におなかが痛くなってくる不思議。

ふぅ…と教室に戻り荷物を整理する。

帰りたいけどおなか痛いし目眩もするしで、電車なんて乗りたくない。

どうしよう…

薬も切らしてるし…

自分の席から動けずどうしようか悩んでいた。

ガラガラ…

と「お、まだいた。」

『としくん先生、どうしたの？忘れ物？』

と「いや…体調、どうだ？」

『え…？』

と「さっき目眩してたし、顔色も悪く見えたから。
どうなんだ？」

『あー…良くはない、かな…』

としくん先生が戻ってきてくれた。

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