ツラい時側にいてくれたのは…2

_ ページ21

あ「A！ざわくん20分くらいで来れるって！
あと片付け少しだけだから、Aはそのまま寝ててね！」

『あーずー、ありがとう…』

そのまま目を閉じて横になっていたが、良くならない。

むしろ焦りがあるのか呼吸も浅くなってきている。

『はぁ…はぁ…』

クルシイ。

あ「A！？大丈夫？
一回身体起こそうか…せーのっ
あたしに体重かけるようにして…」

『…っはぁ…少しマシかも。
あーずーごめんね…』

あ「全然！いろいろ落ち着いたからのんびりざわくんのこと待とー」

少しして私の携帯が震えた。

ざわくんから電話だ。

『もしもし、あー、うん。まだスタジオの中。
も、着くの？あ、おっけー。
着いたらまた、連絡ちょうだい。
…ざわくんあと5分くらいで、着くみたい。…っ』

またくらくらしてきた。

あ「A？横になる？」

『うん…ごめん…』

あ「あたしのパーカー掛けてていいよ！」

『ありがと…』

腹痛と貧血に加えて頭も痛いし最悪。

あ「A、薬とかある？」

『今日忘れちゃったんだよね…』

あ「あたしコレならあるけど…」

あーずーが持っている市販薬を見せてくれたが、

『あー…ごめん、ソレ合わないやつだ…』

あ「まじか…じゃあ帰るまでは飲めないか…」

『もう、来ると思うし大丈夫…っ』

prrrr…

『あず、ごめ、出てもらっていい…？』

あ「うん！
あ、もしもし？ざわくん？お疲れ様〜！着いた？
ごめんなんだけど、スタジオの中まで来れる？
ありがと〜！はーい、待ってるね！
A、ざわくん着いたから廊下で待っとくね！
そのまま横になっててよ？」

『ん、ありがと…』

_→←×mushimegane

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す