ツラい時側にいてくれたのは…2

×shibayu ページ12

しばゆー カップル

----------

し「A〜体調悪くて学校休んだって聞いたからお見舞いきたよ〜」

『ん…ゆー？別に大丈夫なのに…』

し「寝てた？体調どう？風邪？」

『んん、寝てた。
違うけどもう大丈夫だから帰っていいよ。
今日みんなと撮影でしょ？』

し「もっと頼ってくれていいのに…」

私たちは今大学2年生で1年生の時から付き合っている。

大学は同じだけど学部が違うので会ったり会わなかったり。

今日は私が休んだのを共通の友達からゆーは知ったみたい。

合鍵使って私の一人暮らししているアパートにきた。

心配かけるから連絡しなかったんだよね。

あんまり弱ってるところ見せたくないし。

し「なんかほしいものある？ご飯は食べた？」

『特に大丈夫かな。っ…おなかも空いてないし。』

またおなかが鈍く痛み始めたけど、隠せた。

し「…そっか…撮影、行こうかな…」

『う、うん。行ってきていいよ。』

し「本当に？無理してない？」

『大丈夫だよ。』

痛みが増してきたから心の中では、早く行け！と思ってしまっている。

し「じゃあ行くね。」

『行ってらっしゃい』

ゆーは家を出た。

私は気が抜けたのかさらにおなかが痛くなってきて、トイレに駆け込んだ。

血まみれだったシートも換え、スッキリはしたけど貧血気味になってしまった。

クラクラして歩くのもだるいので、トイレから出て3歩くらいのところでしゃがみこんだ。

_→←作者より新年のご挨拶。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す