第58話 ページ10
……
…
A「……さい…うるさい…うるさい！！！」
納屋「っ…」
A「さっきからずっと！自分のことばっかり！私がどんな思いで、あの日…アンタを待ってたか知らないくせに！」
納屋「…あの…日？」
A「アンタが嫌いよ！大っ嫌いよ！」
と、そのまま納屋の胸ぐらを掴み拳を振り上げる
井浦「ちょっちょ、待って待って、飯田落ち着いて！！？」
さっきまで尻餅をつきながらこちらの話を聞いて？を飛ばしていた井浦が焦って止めに入る
A「井浦はなして！一発殴らないと気が済まない！！！」
井浦「いやいや！さっき引っ叩いてたじゃん！！一回落ち着こ？な？」
A「あれはあれ！これはこれよ！」
井浦「暴論！！！」
井浦と揉み合いながらも振り上げた拳をぶんぶんと振り回す
納屋「………そっか、やっぱり聞いてたんだ。」
ひとり、ポツリとそう呟いた納屋は
俯いているため顔がよく見えない
納屋「………僕は」
井浦「ん？」
納屋「君を傷つけたんだね。ごめん。」
A「今更よ。私はアンタをもう、これっぽっちも好きじゃ…」
納屋「………好きだよ。」
私の言葉を遮りながらこぼした言葉に耳を疑う
A「は？？？」
井浦「えっ」
納屋くんは今度は顔をあげしっかりと目を合わせ
そして、
納屋「君が好きだ。」
そう、言った
A「はぁ……また、そうやって誰彼構わず簡単に……いくら言われても私はアンタを…」
納屋「君だけだ。」
A「は？」
納屋「君だけが、好きだ。この世の誰より。」
A「…………？」
A「……。」
A「…」
彼の言葉を聞いて数回考えて、とりあえず、
A「………バカなの？」
1番最初に思ったことを言ってみた
井浦「……いや、それはないだろ！？」
A「えっ？」
隣に突っ立っていた井浦が反論の意を唱える
井浦「どう考えても、はたから見てもガチな告白だろ！！」
A「だっ、だから、あの人は誰にでもああ言うこと言うし。」
井浦「あれを誰にでも言ってたら納屋が今頃ハーレムになってるよ！！」
A「だから、納屋くんはああいう…」
納屋「君が」
A「ん？」
納屋「君が1番なんだ。君しかダメなんだ。君じゃなきゃいけないんだ。」
A「……っ」
A「は、……まさか、本気？」
納屋「…うん。僕は、納屋涼太は…飯田Aが好きだ。」
目を逸らすことなくまっすぐに伝えられたその言葉、
俄には信じ難いが…
彼は
真剣な面持ちで
まるで一世一代の告白をしてるみたいだな…
なんて、他人事のように思ってしまった
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神夜(プロフ) - 読み返しにきてしまいました！連載再開楽しみに待っております♡ (1月31日 21時) (
レス) @page22 id: 7a3da2a4c7 (このIDを非表示/違反報告)
うぇ(プロフ) - 更新ありがとうございます！！！これからの展開もワクワクです！！！ (11月5日 1時) (レス) @page22 id: 6585a1adfa (このIDを非表示/違反報告)
パン - 更新ありがとうございます！！これからも楽しみにしてます！！ (10月31日 19時) (レス) @page22 id: 7e4fdf2079 (このIDを非表示/違反報告)
きの - おおー！！！更新待ってましたー！これからどうなるんだろう、、楽しみです！ (10月31日 7時) (レス) @page22 id: 88632b05ad (このIDを非表示/違反報告)
きの - ホリミヤの夢小説って七割くらいが井浦だけどその中でもダントツ一位です！！めちゃくちゃ面白くて更新が待ちきれないです！これからも頑張ってください！ (10月22日 20時) (レス) @page21 id: 88632b05ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ruu | 作成日時：2022年1月9日 1時
