線引き ページ38
遊真said(過去)
小南「…ッッ!?…ゴホッゴホッ」
俺の質問に1番に反応したのは小南先輩で
食べかけのたい焼きをむせるほど動揺していた
小南「そっそんなわけないでしょ?!」
遊真「でも、あんまりA玉狛にいないし。チームも先輩達のとこに入ってるわけでもないんでしょ?」
小南「そっそれはそうだけど…」
宇佐見「私達も仲良くしたいし、本部や他の支部の人達よりは仲良いつもりなんだけど…」
そう、栞ちゃんが小南先輩に続いて答える
小南「そ、そうよ!それに!栞やとりまるならまだしも私達はあの子とはもう3年もいるんだから!」
小南「だいたい、Aと出会ったばかりのあんた達にそんなこと言われる筋合いないのよ!」
レイジ「小南…」
小南「っ!……ごめん。言いすぎたわ。」
珍しく怒る小南先輩と、それを治めるレイジさん
レイジ「遊真、ひとつ言うと、別に俺たちはAを嫌ってないし。仲が悪いわけでもない。ただ、俺たちはそうでも、アイツは違うってだけだ。」
修「鶯が先輩達を嫌ってるようにも苦手に思ってるようにも見えませんでしたけど…」
小南「当たり前でしょ!」
と、また小南先輩が立ち上がるが
レイジ「小南、少し黙れ。」
小南「っっ……わかったわよ。黙るわよ。」
少し不機嫌な小南先輩はムスッとしながら静かにソファーに座り直す
レイジ「修の言った通り鶯は別に俺たちに苦手意識なんて持ってないだろ、むしろ苦手だったら3年も一緒に暮らせてないしな」
迅「アイツはすぐ顔にでるしな〜、俺たちのこと嫌だったら本部の人達みたいに避けまくるでしょ。」
ボリボリ
と、あげせんを食べながら迅さんがやってきて
話に乱入する
小南「迅、アンタいつ帰ってきたのよ…」
迅「ついさっきだよ。」
遊真「じゃあなんで?」
迅「ん?」
遊真「Aがみんなと距離を置いてるって言うか、線引きしてるって言うか………なんといえばいいのか…」
修「…空閑が言いたいのは多分、鶯がよそよそしい態度をとってるってことだと。」
俺が言葉に詰まると、オサムが捕捉してくれる
遊真「あっそう、それそれ。よそよそしいか、覚えたぞ。」
遊真「なんでAは玉狛の人達にもよそよそしいの?」
小南「そんなのわかってたら私達だって…」
迅「単純だよ。」
小南「はぁ?迅、あの子が私達によそよそしい理由知ってるの?」
迅「詳しくは俺も知らない。けど、予想はできるし。」
レイジ「……家族のことだろうな、十中八九」
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蚊帳 - 気長に抗酸化待っています! (2022年9月15日 21時) (レス) id: e110b29402 (このIDを非表示/違反報告)
みなか - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2022年6月8日 22時) (レス) id: 8f3f0cf387 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - 続き待ってます! (2021年12月28日 12時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 他作品に失礼します。ホリミヤの「うるさい。あとやかましい。」の作品の方はもう更新されないのですか? (2021年10月28日 18時) (レス) id: becaa0688f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ruu | 作成日時:2021年9月20日 15時