あの子なら ページ25
…
…
ミラ「……貴方…何?……邪魔。」
ザシュ
黒い針のようなものがA諸共エネドラに突き刺すように伸びるが…
A「え」
バッ
菊地原「やっぱり馬鹿でしょ。君。」
歌川「……無事か、鶯。」
Aの立っていたはずの場所には菊地原と歌川がAを庇うようにしてミラとの間に立つ
エネドラとミラの様子を一定の距離を保ち警戒する
A「あっ…まっ…」
忍田「鶯くん!独断専行はよせ!」
A「っっ…」
忍田「これは本部長命令だ!そこを動くな!」
……
…
…
A「……すみませんでした…」
忍田「何故あんなことをした。一歩間違えれば君も死んでいたかもしれないんだぞ。」
A「…………。」
ドクッドクッ
ドクドクドクドクドクドク
A「…す…いません…で…した。」
結局あの後、忍田本部長の命令により諏訪さんにガッチリホールドされたAは
ミラがエネドラを殺すところをただただ見ているだけだった…
私がしようとした事がおかしい事なのは私が1番理解している。
あんなクズ、ほっとけばいい。勝手に死ねばいい。
けど、
視てしまったら
気づいてしまったら
殺そうとしていると
殺されると
誰よりも先に私が…
それに気づいたんだから、何もしないのは
ダメだ…
あの子なら…
蓮なら…
三雲くんなら…
そんなことしない。だから…
A「?…なん…で?」
なんで今、私、三雲くんの事…彼は関係ないじゃない…私の贖罪と彼には何も…
何の関係も…
な…い……のに…
……
…
菊地原「ほんと馬鹿だねぇ。敵が殺されそうになって普通助けに行く?さっきまで俺たちや職員を殺そうとしてた奴をさ…」
A「……。」
歌川「おい菊地原、おまえな…」
Aは2人に向き直り、頭を下げる
A「…お2人共ご迷惑をお掛けしてすみませんでした。助けて頂きありがとうございます。」
すぐに頭上から気だるげな声が聞こえてくる
菊地原「別に…命令だから動いただけだから。まったく、めんどくさい。あんまり面倒かけないでよ。」
歌川「おいおい……はぁ。すまんな鶯、いつもコイツが。」
菊地原「ちょっと、それどうゆう意味?」
菊地原の態度や言葉にため息をこぼし代わりに謝るいつも通りの歌川先輩
A「…………歌川先輩、いつもお疲れ様です。」
歌川「あぁ…」
菊地原「はぁ?…お前やっぱり生意気。」
歌川「お前にだけは言われたくないだろ。」
A「……」
Aは
コクコクと無言で頷いた
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蚊帳 - 気長に抗酸化待っています! (2022年9月15日 21時) (レス) id: e110b29402 (このIDを非表示/違反報告)
みなか - 面白いです!更新楽しみにしてます! (2022年6月8日 22時) (レス) id: 8f3f0cf387 (このIDを非表示/違反報告)
巫都 - 続き待ってます! (2021年12月28日 12時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
すみれ - 他作品に失礼します。ホリミヤの「うるさい。あとやかましい。」の作品の方はもう更新されないのですか? (2021年10月28日 18時) (レス) id: becaa0688f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ruu | 作成日時:2021年9月20日 15時