醜い私とその他もろもろII

仮想戦闘モード ページ22

……


…


ブラックトリガー使いを引き連れ訓練室へ入る私達


すると…諏訪さんの先程切られたはずの腕が元に戻る


…

……



A『訓練室…なるほど…仮想戦闘モードですか…』

笹森『でもこれじゃあ、俺らもアイツを倒せませんよ。』

諏訪『いいんだよコレで。訓練室ならコイツのトリガーを解析できる…ぶっ倒すのはコイツを丸裸にしてからだ。』



諏訪『俺らはスライム野郎がコンパネに気づかねーように程々にコイツの相手すんぞ。トリオン体がパネルに触れるとドアが開いちまうからな…』


諏訪「さぁ！ゲーム開始だぜ！」


……


…


バンバンバンバンバンバン

手当たり次第に弾を撃ちまくる



すると、



ガキん



諏訪「おっ今の手応え…ひょっとして当たりか？」


堤『硬質化したトリオン反応！カバーされたパーツをみつけました。反応をマークします。』


諏訪「弱点見つけたぜ！」

エネドラ「あーあー、なるほど。そうゆうことか…」



再度撃ち続ける私達


すると、



バンバンバンバンバンバン

ガキンガキン



先程より手応えを感じる箇所が多くなった


堤『硬質化の反応が増えた……ダミー？』

A「……気づかれたみたいです」



エネドラ「ははっはっはっ！猿が知恵絞ってるの見るのは楽しいな…死ぬまでそのレベルでキイキイ言ってろ！」


諏訪さんの体から無数の針のようなものが突き出る…

まるで体内にアイツのトリオンが侵入し、内側から攻撃されている



笹森「諏訪さん！？」

諏訪「体の中から……この攻撃…」




三上『敵のトリオン反応が仮想訓練室に充満していきます！』

風間『コレではっきりしたな…奴のブラックトリガーの能力は液体だけじゃなく気体にも変化する』



【仮想戦闘モード終了】


訓練室の隅々まで広がった相手の気体のトリオン体により、仮想戦闘モードが解除される

と、

同時に諏訪さんの腕が片方無くなった状態に…



笹森「トリオン量に限界がある状態に戻った！」

諏訪「チッ…」

エネドラ「無敵タイムは終わりか？暇潰しにしかなんなかったなぁ！？」


そこに、



ドガンッ


いきなり訓練室の外壁が壊され

人影が飛び出してくる


忍田「旋空孤月…」


と、ブラックトリガー使いに旋空を当てた忍田本部長



A「忍田本部長…かっ壁から…」(アレ？あっちの壁って基地の外じゃ？)



忍田「よく足止めした諏訪隊、鶯隊員。ご苦労だったな。」

諏訪「いやいや、まだ死んでないっすよ。」

A「私も、まだ戦えます。」

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