この学校の教師はレベルが高い2【魔入間】【教師陣】

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最後にと、小さくなってきたタバコを大きく吸い込みゆっくりと吐き出す




『‥‥ダリ先生色気が凄い』





ダリ「えー？

やっぱ元がいいから？」





『言うまでもございません』





「それは良かった」




！
ダリ先生‥‥無邪気に笑ってるけど色気漏れてますよ！


緩み切った口元を手で隠しながら目に焼き付ける勢いで食い入る様に見つめる




「‥‥なーに？

ほんと僕の事ずっと見てるね」





『！
だから‥‥
顔面が良すぎるんです！』





「ん！ありがと

Aちゃんもね」





いや‥‥もう無理

なんなのこのイケメン







‥‥‥






「じゃあ僕仕事戻るから今度こそ気を付けて帰ってね！」


そんな言葉を残し行ってしまったダリ先生




‥‥もう少し一緒に居たかったな





『‥‥帰ろ』





独り言を呟き、校舎の角を曲がり羽を出そうと前を向けばこちらに歩いてくる長身の悪魔




あの姿は‥‥！




『エイト先生！

こんな所に居た！』




エイト「え？Aちゃん？」




『せんせー！

今日はもう会えないと思ってました』




寂しかったです！

拗ねたように眉を下げエイト先生に駆け寄れば、腕に絡みつき整った顔面をこれでもかと見つめる




相変わらずの整った骨格！

何処からでもイケメン！





「！また‥‥

ここ学校だからくっついちゃ駄目だよAちゃん」





『‥‥それは

学校以外なら良いんですか？』





「へ？！

いや、！‥‥だめ」





『えー！？
何ですかそれ！ひどい！


‥‥もう先生の言う事聞きませんからね』





エイト先生の腕に顔を擦り付かせ、より一層密着させれば頭上から慌てたようにAちゃん！と呼ぶ声が聞こえる


エイト先生、ダリ先生とは違うタバコの匂い‥‥



「ちょっ！
ほんと、に‥‥」



‥‥



ん？

先生？
止まった？





『センセ？』




いきなり黙り込んだエイト先生を不思議に思い、そっと上を見上げれば真っ直ぐとこちらを見つめる悪魔の姿


何を考えてるのか全く読めない‥‥







「Aちゃん



‥‥ダリ先生と一緒に居た？」





‥‥え？

何で今ダリ先生？





『さっきまで一緒に居ましたよ

よく分かりましたね！』




凄い！と驚き喜んでいれば何故か気難しい表情を見せる先生





『エイト先生？』







「‥‥へぇ」




やってくれるな

小さく心の中で呟き、そっと自分のタバコを取り出す



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