この学校の教師はレベルが高い【魔入間】【教師陣】

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午後の光が薄れ、あたりに夕暮れの気配が混じり始めた頃





ツムル「なっっが！！！！

ねぇ！長くない？！
若い子ってこんなずっと一定の場所に居られるもんなの？！

まっったく帰らないんだけど？！」




バレないように、そして見失わないように遠くから行動を観察していたツムル達はなかなか帰る気配が無いA達に痺れを切らす




イチョウ「落ち着けツムル」




エイト「あ、

帰るんじゃ無い？」




ツ「ほんと？！！！」




十分にアクアケースを満喫したであろうA達は、帰る素振りを見せ更衣室へと進んでいく

それに合わせ急いで階段を駆け下りイチョウがそっと近づくように距離を詰め合わせ‥‥

Aが、ガルゥ達と離れた瞬間





"召集(ウィンチ)"






『え！？』





イ「Aちゃんごめんね

少し時間良い？」





急に変わった視界に驚けば優しい声のイチョウ先生

何でイチョウ先生が？！

そう思ったが一緒にいた女性師団の子が、急に居なくなったAに驚き周りを探していたので一旦戻る事に




『先生まって、師団の人に説明して来ないと！心配してる』




イ「あ！ごめん、

女の子だけにして言うの！
それと、誰に会ったか言わないで貰いたい」




『え？！

あ、分かりました‥‥
二人だけの秘密ですね！』




イチョウの手を握り満面の笑みで言えば、向きを変え女子師団の元へ走っていく




イ「‥‥はぁ」




少し‥‥

少しだけ、その無邪気な可愛らしい笑顔にドキッとしたのは自分の心に秘めておこう

そう思いながらエイトを横目で見れば、眉間に皺を寄せながらこちらを見る姿に思わず口元が引き攣る





イ「‥‥胃が痛い」





今日何回ため息ついた？

そんな事を思いながらAを待てば、またも満面の笑みで駆け寄ってくる姿に今度は口元が緩む





『センセ！

お待たせしました！一緒に遊びたいんですか？
イチョウ先生なら大歓迎です！』





イ「あ、ごめん
違くてー‥‥

実はAちゃんに話があるって奴が居て」





『え？
違うんですか？！

てか話って、』





イチョウ先生の後ろから段々と近付いてくる影

ゆっくりと視線を向ければ何処か困ったような顔のエイト先生





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