この学校の教師はレベルが高い【魔入間】【教師陣】

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『‥‥あれー？

ガルゥ‥‥？』




言われた自販機とは別の場所に辿り着いたA

周りを見渡すが何処にもガルゥの姿は見当たらない





‥‥後で直ぐに会えるだろう

特に慌てることも無く、飲み物を買おうと自販機を見つめては一瞬考えこむ




『‥‥お金持ってない』




ここまで来て？！

どうしようかと振り向けば知らない男悪魔と目が合う

そして三秒‥‥

やばい

気付いて目を逸らすも既に遅し‥‥




「こんにちは

友達と来たの？」




爽やかスマイルで話しかけてきた男悪魔

無視をしようかと思ったが、相手の顔が良かったのでつい反応してしまうA



『‥‥友達と来たの

ねぇねぇ、これ買って？』




笑顔で元気よく言えば、

いいよ！どれが良い？

と、近付いて来ては流れるように飲み物を買ってくれた




『ありがとう！

じゃあさよなら』




「ちょ！まって！
あっさりすぎ！

せめて連絡先教えて？」




『えー‥‥

いやだ』




「ええ？！

ちょ、おねーさん可愛いから連絡先知りたいな？

今日夜空いてる？」




帰ろうとすれば腕を掴まれどんどん話しかけてくる

物凄く嫌な顔を向けるも一向に離そうとせず永遠に口説いてくるナンパ師




『い や だ！

離して！行かない！無理！』









"召集(ウィンチ)"







！


急に変わった視界


そして後ろに感じる気配に顔を上げれば、優しく肩を抱き寄せるエイト先生の姿




『あ、』




ツムル「おにーさん

俺らの連れに何か用？」




笑顔で話しかけるツムルの目は明らかに笑っていない

イチョウも真顔で目の前の悪魔を見下す

そして今にもイフリートを出しそうなエイトは鋭い睨みを見せる






そんなハイランク悪魔の圧に耐えられる訳もなく

今にも気絶しそうなナンパ男は流れるような土下座をかまし走って逃げていってしまった





『‥‥先生達、ありがとうございます』




何故か浮かない表情のAが心配になったエイト

大丈夫？と、肩を抱き寄せたまま顔を覗き込めば絡まる視線

だが直ぐに逸らされ、手を払いのけながら向かった先はツムルの元




エイト「‥‥え？」




ツ「！

何？！どうしたの？Aちゃん

エイトに何かされた？」




ぎゅっとツムルの腕に絡みつき一向にエイトと目を合わせようとしないA




ツ「！ちょ、

まって、イチョウ、やばい」




イチョウ「‥‥耐えろ」




ツ「！！！

イフリート出さないで！！

俺何もしてない！」

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