この学校の教師はレベルが高い【魔入間】【教師陣】

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エイト「‥‥Aちゃん？」




『何ですか？』




エ「いや‥‥
前見て歩かないと危ないよ？」




そう、先程から痛い程に感じる視線
隣を見なくても分かるくらい確実にこっちを向いている




『タバコ咥えてるエイト先生の横顔が物凄くかっこよくて前向けないです』




エ「‥‥じゃあさ、

正面は？」




足を止め顔だけ向ければ、ほんのり顔を赤らめながら真っ直ぐ見つめてくるAの姿





『！
‥‥正面なんてかっこ良すぎるに決まってるじゃないですか

エイト先生は全部かっこいいです！
そんなかっこいいとモテちゃうから嫌です！』




エ「え！！
あー‥‥うん

僕モテるかもね」




『！！！
やだ！取られちゃう‥‥』




嬉しそうに笑顔を見せていたと思えば、眉を下げ分かりやすく落ち込むA




エ「いや、
誰にも取られないって」




『‥‥分かんないですよ

もしエイト先生好みの悪魔(人)が凄いアプローチして来たらどうするんですか？！
絶対に気になって好きになっちゃう！』




エ「ええ？！！

いや、そんな悪魔(子)いな‥‥い‥‥」




そう言いながら必死な顔のAをじっと見つめる

‥‥俺好みの悪魔(子)

気になって好きに‥‥




エ「ああ‥‥

好きになるね」




真っ直ぐAを見つめ




認めてしまった




自分は教師で

君は生徒





だから

本心は伝えられない





悪魔に我慢が出来るのか‥‥？




いっそのこと認めなければ良かったと、何度目かのため息をつく







‥‥‥







その後は、涙目になりながら顔を伏せ明らかに落ち込んでいるA





『ショック‥‥

エイト先生取られちゃう‥‥』




エ「え？！

だから誰にも取られないってば」




『‥‥認めたじゃないですか！

やだー‥‥
私には軽くあしらうくせに好みの悪魔(人)にはホイホイ着いていくんだ！』




エ「ちょ、まって、
なんか僕ちょろい奴になってない？！」




『エイト先生がそんな軽い悪魔(人)だと思わなかったです』




エ「いや、！だから！

俺、一途だから」




Aの腕を掴めばぶつかる視線




『！
‥‥私は

エイト先生が好きです』




エ「ッ、」




片手で顔を隠すように上を見上げるエイト




『え？

先生？どうしたんですか？』




エ「‥‥いや

何でもない

‥‥何でもないから」




うるさいぐらいに早くなる心拍数と、顔に集まっている熱を覚ますまで暫く動けないでいた

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